2008-08-24

職場子供に見せる=親のエゴ

おととい、客先にいたら、0歳児から小学生ぐらいの子供がわらわらとやってきた。

聞いたところ、今日は2・3年前からはじまった「子供職場に招待する日」らしい。

子供名刺交換をしたり、親の仕事の一部(システム部門はTV会議)を体験するらしい。

さすが就職希望ランキング上位の企業だなーと思った。

それで初めは微笑ましい気分で眺めていたけれど、だんだん親のエゴを感じるようになってきた。

子供たちは、知らない大人(だが相手は自分を知っている)と、その子供たちに囲まれ、

はてな太郎デス。ヨロシクオネガイシマス」と名刺を渡している。会話も

大人1「君の特技は、おとうさんと同じOX処理かな?」

大人たち「笑」

子供「????」

と、大人たち中心で進められる。

「いつも父がお世話になっています」ぐらい言うかと思ったら、そんなノリは全くなかった。

リーマンとして完全に分けられた「仕事」と「家庭」が無理やり混在された状態だった。

私は仕事=家庭であり生活である自営業の家で育ったので、リーマン子供仕事をどう捕らえているかは想像しかできないのだけど、

そもそも捕らえるなんてほど興味を持っていないように感じた。仕事を「面白いか、そうでないか」ぐらいの尺度でしか見えないというか。

それでもやらないよりはいいじゃない、という意見に反対はしなけれど、

子供をつれてくることで、職場人間子供の名前を覚えてもらったり、子供の話題をしたり、それこそ大儀的には「子供の育成」とか、

そういう親のエゴが大半のような気がした。

それがどうもつっかかっているのだけれど、どうせ子供教育自体、大人のエゴなのだから、気にすることないのだろうか。

そんなエゴの中でも、子供なりに何かを感じとるはず、それがあればいい、ということなんだろうか。

家庭という小さな社会から、会社という広い社会につれてこられ、挨拶さえまともにできない子供が印象的だった。

  • 子供をつれてくることで、職場の人間に子供の名前を覚えてもらったり、子供の話題をしたり つっても、普段会う事もない他人の子供の名前なんて興味も無いし覚えないよね普通。 「...

  • これは結構使えるんじゃないか 家庭という小さな社会から、会社という広い社会につれてこられ、挨拶さえまともにできない子供が印象的だった。 果たして、公の場でじっとしてい...

    • 良き父、母であることが評価に値するとなれば、ワークライフバランスといった点では良い指標かもしれませんね。

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