2008-07-30

20歳、童貞、授業に行かず、いつもネットなのですが彼女が欲しいで2

http://anond.hatelabo.jp/20080730003023 の続き。

正直、辛いことばかりだったけどそれでも今の幸せをかみ締めると、このときのためにあの苦労があったんだなって思えてくる。

二人でいると、あせるばかりだった自分の心が落ち着いていくのを感じるし、癒されるっていうのがマジでわかる気がする。

愛に生きるとかそういう奴らの気持ちがわかるっていうか。

自分が人生の主役だって本当に思える。何があっても一歩も引かないで立ち向かえる気がする。

今だったらヒョードルでもミルコでも戦えると思う。

かのじょに言ってみる。自分は悪い奴でそれでもいいのか。つきあってくれているのか。天罰が下るんじゃないのか。そんなことをよく考えているんだ。彼女は言う。そんなの関係ねーよ?それより私は、と言ってうつむいた。

なんだろう、と思って彼女に近づくとゆっくりと顔を上げてこちらを見てきた。びっくりした。

彼女妖怪人間だ!正体を隠していたのだ。こりゃあびっくり仰天だ。

だがしかし俺もハンターハンターを全巻そろえるほどのハンターメィニアだ。ここで下がるわけにはいかない。人生背水の陣だ。

渾身の一撃は空を切り、俺はすっかり疲れてしまった。もう全精力を使い果たした。もう駄目だ。逃げるしかない。

そう思って駆け出すとわなにはまった。しまったこの家のドアはなぜ鍵穴が内側にあるのか不思議に思っていたがこういうときのためだったのだ。逃げ出すしかないしかし逃げられない。これが有名な孔明の罠か!もう絶望するしかなかった。どうしようもねえ。

そのとき俺の心の中であの有名なせりふがよぎった。「あきらめたらそこで試合終了ですよ」

そうだ、あのとき俺は…!バスケの審判をやっていてなんか選手がぶつかってきていてえいてえと思っているとケンタッキーみたいなおじさんと中学選手がそんなことを言っていてちっとも俺にあやまられねえなんだこいつらこれがゆとりかこれが団塊かと思ったものだ。

それに比べればこの辛さがなんだというんだ。俺は全力で試験に臨み、そして圧勝した。

「おめでとう。君をわが社の社員として採用しよう」

ありがとうございます。しかし、この試験にどのような意味があるのですか。私には全く関係ないように思えますが」

エヌ氏は言った。

「一見無関係に思うかもしれないが、わが社は跳び箱の神に守られていて社員が定期的に跳び箱をすることで危機を乗り越えてきた。なぜって、世の中には説明のつかないことがある。私たちにもわからぬ。だがそれでうまくいっているのだからいいじゃないか」

「なるほど。そういわれてみればそうですね」

おれは将来の夢を希望に満ちた思いで、想像しながら跳び箱を見つめていた。跳び箱が笑った気がする。

これが社会に出るということなのか、と狐につままれたような気持ちだった。

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