2008-07-24

http://anond.hatelabo.jp/20080724223634

チェルノブイリの場合は当初ソ連政府内で責任押し付け合いがあって結局一番弱い立場の人間押しつける形で「職員のミス」とされてたけど、今では職員のヒューマンエラー1つで原発が吹っ飛ぶような動作試験を強行したのは最初から無理があった、ってのが定説になってるね。

そうだね。実は、それも含めてヒューマンエラーと言ったつもり。俺は原子力じゃないけど技術屋なので、そもそもそういう試験ができてしまうこと自体を設計の欠陥だと見てしまう癖があってさ。

もんじゅとかJOCとか確かにヤバイ事故ではあるんだけど、もの凄い汚染があったかというとそうでもないんだよね。人的ミスがあっても問題をある程度押さえ込めている。

もんじゅはそもそも放射能事故なんかじゃないしね。それを言うと国内最大の原発事故は美浜の蒸気漏れ事故だったりする。あれは死者が大量に出た大事故だったんだが、放射能事故じゃなかったせいかみんなが忘れてしまっている。こっちの方が問題だと思うんだがね。

あと、JCOは職員が死んだりとか外部の住民に屋外待避を強いたりとかがあったので、あれは「もの凄い汚染」だと言ってもよいはず。「汚染」というのが後に残るものという意味で言ってるならまた違うけどさ。

チェルノブイリだって当時は世界的にも「安全な」原子炉と言われていて

これは本当か?あの型の原子炉は、事故リスク度外視してプルトニウム生産することを目指す(要は核兵器工場北朝鮮の核施設もこれ)という意味で「悪魔原子炉」とまで呼ばれていたという話を聞いたんだが。システムとして、暴走したときに正のフィードバックがかかってしまうという致命的な欠陥があったはず。

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