2008-04-09

天才PG、ちょっと来い

最初で最後の増田でも書いてみよう。

中学生の頃、好きだった女の子結婚したとかいう噂を聞いたのは7年前のことだった。

別に付き合ってたわけではなく、一方的につきまとっただけ。

「ふ〜ん。あっそ。」

別に、中学校卒業してからは、接点もなく…いや、正しく言えば欲しかったんだけど…俺には何もできず、駅で彼女を見かけたときに、いつもの3割増しの声で友達とバカ騒ぎするくらいしかすることがなかった。

だから、別に、結婚してようが、毎晩、旦那のチンポをなめなめしてようが、そんなの俺には関係のない話だ。幸せになってるならそれでいい。簡単に割り切れた。

時が過ぎ、俺も結婚して、子供ができた。で、嫁に誘われて、mixiなんかはじめて、同級生のコミュに入った。

「久しぶり〜」

なんて書き込んで、まっさきにレスをくれたのは彼女だった。調子こいて、メッセージを送ったりしてみた。

その返事には、とっても意外なことが書いてあった。

「まだ独身

ええええええええええ。ウソマジで?お前、結婚して宮崎に嫁いだんじゃなかったのかよ?

1月に同窓会をやることになって、11月末に、ビラ配りなんかをするために、俺は帰郷して彼女に再会した。化粧も覚えて、きっとそれなりの恋愛もしてきた彼女は、とても、キレイで、眩しかった。あの美しさは、まさに、beyond description。娘や嫁には悪いけど、結婚したことを軽く後悔した。

でも、彼女には、バーのマスターだとかいう立派な彼氏もいるんだし、俺にできることは、彼女を思い浮かべてオナニーすることだけだった。それでいい。

…そして、先週の土曜。また、同級生と花見をした。

花見の準備のために、彼女と買い出しに行って肩を並べているとき、15年前には一度もできなかったデートをしてる気分だった。ものすごく甘酸っぱかった。

で、花見が始まって、しばらくして、俺がトイレに立とうとすると、彼女が、

「私も行こっかな」

なんてついてきた。また二人っきりの時間ktkr確率変動ktkr

なんだか、軽く緊張して、何を話そうか迷って、テキトーに選んだ言葉は、

最近彼氏とはどう?」

んなの聞いてどうすんだよ、死ねばいいのに俺。

「まぁ…順調かな…」

「なに、結婚せえへんの?」

だーかーら、聞いてどうすんだよ。

「…実はさ、ここだけの話…」

どうやら、プロポーズされたらしい。俺が嫁にしたプロポーズより、100万倍ロマンティックなプロポーズ。俺なんかには思いつきもしない。さっすがマスター。

翌日、東京に向かう新幹線の中で、俺は、彼女のことばかり考えていた。今度はきっとガセネタではない。そうか。あのコも結婚か。

なんだかものすごく、悔しくて、切ない。これ、なんてバグだよ。7年前は、正常に稼働してたじゃねえか。

このバグ、自分で直す自信がない。

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