2008-02-05

時には昔の話をしようか

「謝らせてもらえませんでした」って言い方は傲慢か!? - caprinのヲタ更正日記

ここを読んでぼんやりと思い出した。知らない人はこのコピペを一読してから読むことを薦める。

802 :おさかなくわえた名無しさん :06/03/10(金) 17:32:24 ID:s2RHsW2o

上にコレクションについての話がありましたけど

私は夫のコレクションを捨ててしまって後悔した立場でした

鉄道模型でしたけど

かなり古い模型がまさに大量(線路も敷いてて一部屋使っていた)という感じでした

結婚2年目ぐらいから「こんなにあるんだから売り払ってよ」と夫に言い続けたのですが

毎回全然行動してくれずに言葉を濁す夫にキレてしまい

留守中に業者を呼んで引き取ってもらえるものは引き取ってもらいました

帰ってきた夫は「売り払ったお金は好きにしていい」「今まで迷惑かけててごめん」と謝ってくれました

残っていた模型も全部処分してくれたのですごく嬉しかったです

でもその後夫は蔵書をはじめ自分のもの全てを捨て始めてしまいました

会社で着るスーツワイシャツや下着以外は服すらまともに持たなくなり

今では夫のものは全部含めても衣装ケース二つに納まるだけになってしまって

あまりにも行きすぎていて心配になり色々なものを買っていいと言うのですが

夫は服などの消耗品以外絶対に買わなくなってしまい

かえって私が苦しくなってしまいました

これだけ夫のものがないと夫がふらっといなくなってしまいそうですごく恐いのです

こういう場合ってどうしたらいいんでしょう


わたしが小学校一年生のとき、わたしは大阪に住んでいて、世間様は1994年だった。今と変わらず本馬鹿で、本しか好きなものがなくて、友達がいなくて、でもよく笑う子だった。友達の居ない子供のする遊びはどこの世界でも似たようなもので、わたしはずーっと文房具を集めていた。実家は小遣い制だったし、遊びで金は減らないし、本は無限に親が買ってくれた。金の使い道がなかった。だから、文房具を集めていた。かわいくて小さいやつ。きらきら光るラメのペンや、かわいいメモ帳やレターセット、キャラクタの形をした消しゴムや、持ち運べる鉛筆削りなんかを、これまた自腹で買ったお道具箱に入れて、大事に保管していた。

で、年の変わってから二週間ほどのある日、また新しい文房具を、ちょっと遠めの文房具屋まで歩いて行って、帰ってきて、自分の机の引き出しを開けると、お道具箱があるべき場所に、空白があった。

ものすごく慌てたことだけ覚えている。

部屋中を探し回ったことも覚えている。

泣いていたかどうかは覚えていない。

母が帰ってきたとき、お道具箱のことを知らないかと尋ねると、彼女はこういった。

阪神大震災被害者寄付したわよ」

「なんで怒るの? あんた、地震被害者がかわいそうじゃないの?」

彼女の一番大切な、結婚前に父からもらったネックレスはそのままだったし、一年に一度、今調べればネットに「超高級旅館」と紹介されているような旅館に泊まれたりもした。要するに金はあった。なんで私の文房具だったのかわからなかった。

母に対する感情は、なんというか、たぶん、普通の人がヒットラーユダヤ人殺しまくっていた人にむける感情に近い。「こいつ人間じゃなかったんだ」という驚きが一番大きい。なんだろうな、うまくいえないけれど、信用できないというか、死んでしまえというか、そういう分かりやすい黒い感情じゃない。違うな、やっぱり一番適切なわたしの心の中身は驚愕だったし、母はわたしの理解できる人間ではないということだった。

そしてこの人と一緒に住むには、わたしは好きなことをやめなくてはならないということがよくわかった。

何年か、彼女の好きなように生きてみた。嘘笑いと言ってる自分でもつまんないジョーク中学まで生きてみた。つまんなかった。そのとき「神様、24歳まで自分が心底命をささげられるものが見つからなかったら、そのときは25歳の誕生日自殺します」と思った。そのぐらい生きてることはどうでもよかった。中二病だと笑えればいいんだけれど、わたしは今もって当時のわたしを笑えない。

今、わたしはマンガ本や同人誌をこれでもかというほど集めている。何冊あるかは分からない。数えられないし数えたくもない。全部自分のバイトしたお金で買っていたし、バイト代から生活費だって出していた。

先日、高校進学や中学進学を機に離れていた親から連絡があった。

「また一緒に住もう」と。

そして彼らは、また、こう言った。「でもあなたの本は邪魔だから、全部捨ててきてね」。

物より人間関係は確かに大事だろう。親子の情は大事だし、親は尊敬するべきなのだろう。でも何かがわたしに言うのだ、「あなたの大事なものが大事だと理解できない人は、あなたもを大事にしない人だよ」と。わたしの友達や恋人は、わたしのオタクでどーしよーもなくウザい面や、頭の悪い面を知ってて放置している。それが嬉しい。矯正しようとしない。どうでもいい存在だからなのかもしれない。でもその距離が嬉しい。

育ててもらった恩もある、大事だと信用しなければならないと頭では思っている。でも、まったく信用できないわたしが確かに居て、その存在は無視できないぐらいしっかり育ってしまっている。そしてその存在を親に告げるときは、彼らと離れるときだ。

早く、他人になりたい。


(すみません、踏ん切りがついたら自分のブログに載せますので、しばらくここに置いてください。あとちょこちょこ訂正しました。)

  • http://anond.hatelabo.jp/20080205210908

    一緒に住まなくて、全く問題ないと思うけど 肉親だろうが、誰だろうが、自分以外の人の価値観を大事に出来ない人とは一緒に住めないでしょ

    • http://anond.hatelabo.jp/20080205211912

      他人には他人の価値観を変えられない。 人生も変えられない。 どんなに働きかけても、人は変えられない。 自分で変えたいと思わない限り。 自分の時間を、大切に。 言いたかったの...

  • http://anond.hatelabo.jp/20080205210908

    子供を育てるのは単に親が子供を育てたかったからです。 趣味でやってるだけのこと。 子供の側にはなんの義理もありませんです。

  • http://anond.hatelabo.jp/20080205210908

    「私に私の大事なものを捨てなさいと簡単に言う人とは一緒に暮らせません」って率直に言っていいよ。もう高校も出てるんでしょ?

  • http://anond.hatelabo.jp/20080205210908

    うちの父親は昭和六年生まれでもう死んだけど、私が学生だったとき 「本を読んでる暇があったら勉強しろ。本なんていくら読んでも一銭の得にもならん!」って よーく言っていた。 「...

    • anond:20080205222046

      えー。 最初に文房具捨てられた話は丸無視かい。 この人の母親にあなたの父のような信念があるとは思えないよ

    • http://anond.hatelabo.jp/20080205222046

      あのー。元増田が、母親は自分のネックレスやら趣味の旅行やらは寄付したりする気配はなく、小学生の元増田が少しずつ少しずつ買い集めて大事にしていた文房具を一言の断りもなく寄...

      • http://anond.hatelabo.jp/20080205224505

        最近、あえて元の文章をしっかり読まない(読めない)で、妙に偉そうな人生論を語ろうとしてちょっとズレたレスを返す増田が増えている気がする。 それとも元からなのかな。 同...

      • http://anond.hatelabo.jp/20080205224505

        元増田? ファンシー文具のファンシーさゆえに 「うちでは不要」と思われたと想像。

        • http://anond.hatelabo.jp/20080205233216

          都合がいい想像出せば補強できると思ったら大間違い。 そりゃ母親が本を憎んでいたんじゃないかという妄想も創造できるわけだよなw

      • http://anond.hatelabo.jp/20080205233216

        http://anond.hatelabo.jp/20080205224505 を書いた増田だけど、元増田ではないよ。 元増田の文章読めば普通にわかることを述べているだけだよ。 というか、母親がファンシーなものを憎んでいた...

    • http://anond.hatelabo.jp/20080206211358

      http://anond.hatelabo.jp/20080205224505 http://anond.hatelabo.jp/20080205222046の増田は「母親の方の気持ちも考えてみろ」って言ってるだけだよね。 正論だと思うけど。 母親が元増田のことを理解できな...

      • http://anond.hatelabo.jp/20080206211358

        「母親の気持ちも考えてみれば」というのは、役には立たないが正論ではある。 ただその意見を言えばいいだけの時に、明らかに元増田のケースとはかなりズレている立派なお父さんの...

  • http://anond.hatelabo.jp/20080205210908

    資金的には大変だと思うが、親とは別に住むべき、に1票。 元増田も分かってるんだと思うから、親には「行きたい大学が…」とか耳障りのよい理由を考えて、 うまく断るべし。勉強に時...

  • Re: 時には昔の話をしようか

    で、年の変わってから二週間ほどのある日、また新しい文房具を、ちょっと遠めの文房具屋まで歩いて行って、帰ってきて、自分の机の引き出しを開けると、お道具箱があるべき場所に...

  • http://anond.hatelabo.jp/20080206133720

    http://anond.hatelabo.jp/20080205210908 親子って血のつながってるだけの他人なんだよねえ。 人として対峙してればいいと思う。 って、こないだ飲み会でうっかり口を滑らしたら これはひどい認...

    • http://anond.hatelabo.jp/20080206133720

      「親を他人と思えるようになったら大人」って誰かが言ってた。 これ常識じゃね?

      • http://anond.hatelabo.jp/20080206141949

        他人というか、別の人間だと気づくよね。肉親であろうと、恋人であろうと。 通常は、大勢の人間から価値観のすり合わせをしていって、友人になったり恋人になったりするんだけど、...

  • [日記]分かり合えないぼくらの気持ち

    http://anond.hatelabo.jp/20080205210908 ある人にとってはそれが生きがいなんだけど、他の人にとってはその価値が理解できないよという話。 身近な例としては、知人が車のガソリンをかならずハ...

  • http://anond.hatelabo.jp/20080205210908

    他人から見れば生きるの死ぬのてな話ではないのだ。 元増田は自分が大切にしていたのと同じぐらい大切な物が母親から奪われたら満足か? それとも「あの時は悪かった」と土下座して...

  • http://anond.hatelabo.jp/20080205210908

    あー俺も似たような体験あるわ。 小学生の時犬を飼い始めたんだ。 ありがちだけど兄弟揃って両親に頼み込んでさ、中学受験とかしたから忙しいなりにもなんとか世話しながらさ。 忙...

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