2008-02-02

今すんごいコメント芸を見た。

このブログ

記事内容自体は一行に要約すれば

あらたにす、ってまたおっさんくせー名前じゃの」

なんだけど、この記事、なにがすごいって管理人である記者さんのコメントの返しがすごい。

まず先手、訪問者のターン。

Commented by へ? at 2008-02-02 02:33 x

>これを選んだ感覚は一体どういうことなのかな、と思うのだ。

あなたの感覚がおかしいんだよ。

カタカナ英語にしたらよく感じて、訳の分からない変な言葉使う変な人でしょ。あなた。

なんか根本的に変だよ。

いきなり名前欄に「へ?」置いてと軽く挑発

先生ならすでにキレてるところ。

そして、引用後の一行目で「あなたの感覚がおかしいんだよ」とテイクバックなしの右ストレート

ダラダラ来る理由を後に置き、まず結論を先に言う。Therefore(??だから??)方式ではなくbecause(??なぜなら??)方式を使うことによって、「何はさておき、俺はまずお前が気に入らないんだよ」という主張を猛烈にアピール。

はてなーの大半がここでこの相手に対しdis長文を発射させずにはいられなくなるハズだ。

そして、とどめの人格否定。

こうなったら、「俺はお前なんかと分かり合うつもりなんてないからプー」と宣言したのと同義だ。

下手に理論武装しない分、相手側が理を解いて反撃する余地すら与えない。

白痴とは最強の強弁なのだ。

で、ここで普通ブロガーなら荒らし認定して、無視するかあるいはコメント自体削除するかもしれない。

下手に手を出して事態を泥沼化させることもありうる。

しかし、ここの管理人はそのいずれでもなく、ただこの火種と普通に接し、見事にかわしたのだ。

Commented by polimediauk at 2008-02-02 06:54

うーん・・・、痛いところをつかれてしまいました!!

カタカナ英語だったらいいのか?というと、言葉もよりますものね。

それにしても、新サイトタイトル、変だなーとずーっとまだ思っています。

古語になれていないせいなのかなーと頭がグルグルします。

まず、一行目。

言葉の選びが上手い。「痛いところをつかれた」。

相手のdisりをバックるわけでもなく、「根本的におかしい」ことを無条件に肯定するでもなく、

「痛いところをつかれた」。実際のところ結構あいまいな表現ではあるけども、

ここで注目したいのは彼女が驚いたことに相手の顔をたててやってることだ。

どっからどーみても、まじりっけなしの、いち荒らし存在を、だ。

これで相手は当惑する。

「あれ?」と戸惑う。

一瞬の隙が生じる。

彼女はこの一瞬を、逃さない。

二行目で出てくるのが「カタカナ英語」。

そう、訪問者が前の文章の三行目に置いた単語だ。

思い出していただきたい。訪問者のあの三行目はラディカルな二つの文の

クッションとしておいた、いわば実質的になんの意味ももたない一行だった。

管理人はこの一文を引用することで

「ただいなしてるだけじゃなくて、あなたの主張もちゃんと読んであげてますよ」

とアピールしているわけだ。

自分が使った単語を出されたのでは、訪問者としても「ああ、そうなのかな」と納得するしかないだろう。

混乱は、持続する。

気が緩む。そして、

三行目で一気に突き飛ばされる。

三行目四行目と管理人は自分自身の手元に話の糸をたぐりよせる。

こうなると、もう彼女のペースだ。

できあがるのは、誰の目にも優しいキレイコメント欄

素晴らしい。これぞ真のコメント返しといわずしてなんといおうか。

誰かが自分のことに少しでも噛み付いてきたらとりあえず最低でも皮肉の一つでもいわないと気がすまない、2ch脳なぼくらには到底マネできるない匠の技だと思う。

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