少なくとも、イングランドやスペインよりも衝突の数が多いことは確かだ。
これに関しては、二つの意見があるようだ。
暴れるような奴らがいるから暴動が起きるのだ、そういう奴らを徹底的に規制するべきだ、という主張である。
日々の生活で溜まった不満が、サッカーというきっかけによって噴出しているのだ、
サッカーの試合を中止するより先に、政府がもっと努力すべきじゃないか、という主張である。
(サポーター死亡事件。ブッフォン「カルチョとは直接関係のない出来事だ」 livedoor スポーツ)
この構図、何かに似ていると思わないだろうか。
私は、殺人事件が起こるたびに槍玉に挙げられる漫画やアニメのことを思い出した。
一般人は、オタクが悪いのだとして、漫画やアニメを規制しようとする。
オタクたちは、社会や犯人が悪いのだとして、漫画やアニメを守ろうとする。
オタクが暴動を起こしたという話も聞いたことがない。
しかし、同人即売会の規制などのニュースは聞こえてくるだろう。
そのとき我々はどう動くべきか。
いまのうちから考えていても損はないのではないか。