2007-08-02

東大になぜ入れたかは、よくわからない

虚構組曲 - 東大に入る人と私の差

東大に入る人と私の差というのは、「東大に入ろうと思ったか否か」に尽きると思う。

私の親はやや過激な学歴主義者であって、3歳か4歳の頃に「湘南高校に行って東大に入ってくれたらなあ」などと言われた記憶がある。だが、私は幼少の頃から、自分がそれを達成できるとは思えなかった。というより、自分のこととして考えていなかった。東大に行くのが学歴社会において100点であると考えながら、100点を目指そうとしていなかった。結果、70点ぐらいで妥協をした。この妥協するかしないか、100点満点を自分が取れると考えるのか考えないのかというのが、私と東大生を分けている最も大きなポイントだと思う。


とくに「妥協せずに」頑張ったということはないなあ。

小学生の頃は何もしなくとも90点以上がとれた。

中学生の頃は学校宿題をこなすだけで300人中20位以内くらいには入れた。

高校になって、学校での成績が受験に影響しないことを知って定期テストでは手を抜くようになった。とりあえず上位30%くらいの中にいたと思う。それでも実力テストなどの範囲が過去に教わったこと全てというテストではやはり上位5%くらいの成績を取っていた。

高校3年生の受験勉強では、周りと同じ時間だけ勉強していた。塾に行ったりはしなかったので、東大医学部目指してる友達に比べると時間・量ともに少なかったように思う。

高校(地方の進学校)に入学したときに、1年生は進路希望東大京大って書いておけと言われて東大と書いた。

そしたら3年間、そのまま進路希望先を変更しなくてすんだ。

周りと同じだけ勉強をしてたはずなのに、なんで周りは私よりできないんだろう?とずっと思い続けて東大に入った。

大学に入ってみると、努力してきたのね、という人がたくさんいた。

でも、自分と同等以上に頭が良い(含:勉強できる)と思う人もたくさんいた。

  • 周りと同じだけ勉強をしてたはずなのに、なんで周りは私よりできないんだろう?とずっと思い続けて東大に入った。 俺もこんな様な事を学生時代ずっと思っていた。 同じだけっつー...

    • 自分の能力に自信があって、でも漠然とした不安を抱えてる人は、自分の能力を理解できていない事が多い。 論文を書いたり物凄くヘビーなゼミを受講したり、工学系ならwebサービスで...

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