2007-06-29

http://anond.hatelabo.jp/20070628211838

あっ、それ、なんか分かる。

非オタというにはオタすぎるし、かといって胸を張ってオタですとも言い難い。

マンガでいえば所謂オタ受けするようなやつやオタ界でのマイナーメジャー系作品もたくさん読んでるけど、でも、読んでるだけだ。正直そこで満足してしまう。グッズとか欲しいなんて思わないし、二次創作したいともあんまり思わない。オタと作品について語り合うのは楽しい。いわゆる萌えも感じる。好きなキャラもいる。しかしそれだけといえばそれだけ。俺的には作品で完成されてしまっているから、後は読み返して味わうだけ。時たま妄想もすることはするが、本当にただ妄想するだけ。多分一度例えばグッズなんかを集め出してコンプリートに拘り始めたら、ハマってしまうと思う。もともとコンプ欲っつーかそういうの強いから。だからそういう楽しさもわからんでもない。なんか色々と中途半端だ。

ネットがあったからかもしれない。

なんつーか、抽象的な話だけど、何かを目指す前に、既にそれを達成してる人が山ほどいるって事を先に知ってしまうと、如何せん気持ちが萎えてしまうんだな(そんなのは本当のオタじゃないんだとか言われそうだ…)。小学、中学高校大学社会人、と段々段階を踏んで社会が広くなっていくところを、ネットの出現によって小学生の狭い社会から突然全世界に広がっちゃうから。突然世界トップのクラスを見てしまうんだよね。自分がまだまだ覚束ないレベルの時に。段々と社会が広がってく今までの生活なら、自分も徐々に、乗り越えられなくもないってくらいのライバルを相手にレベルアップできたけど。レベル3の時にレベル5の相手にあっても気合で乗り越えられるけど、まだまだレベル3くらいなのに突然レベル99のライバルの存在を知ってしまうと、あまりに差がありすぎて呆然としてしまう。乗り越えようとかそういう気概が出てこなくなってしまう。まあ、勿論、「じゃあ所詮そこまでの情熱だったんだろ」と言われると、そうなんだろうけど。でも、ここを乗り越えられる人ってのは相当だと思う。でなんかそういう欲がなくなって、ただ面白がるだけになるっていうか。冷静に振り返ってみると、原因はそんな感じだった気がする。

記事への反応 -
  • 俺は、人生の半分以上をオタクとして過ごしてきたと思う。 小学生の頃に、テレビ以外のアニメにはまって、周りの友人とは違う視点でアニメを観るようになった。 中学生の頃には、...

    • あっ、それ、なんか分かる。 非オタというにはオタすぎるし、かといって胸を張ってオタですとも言い難い。 マンガでいえば所謂オタ受けするようなやつやオタ界でのマイナーメジャー...

      • http://anond.hatelabo.jp/20070629015021 うろ覚えなんだけど、どこかで岡田斗司夫(かはてなでそれを援用した誰か)が 今の時代に喧伝される「オタク」はもはやオタクではなくて、そういうブー...

      • http://anond.hatelabo.jp/20070629015021 俺には趣味でやっているプロジェクトがあるんだけど、その分野では数十年前から様々な大企業が莫大な投資をして作ってきたプロダクトがあるんだ。数年...

    • 趣味のモノが、人と違う自分というアイデンティティの肥やしになっているなら、君はオタクじゃない。

    • 自分からは何かを深く語れないのかもしれないけど、 オタクのする話を楽しめたり、オタクから話を引き出せるタイプなんだろうな。

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