2007-04-30

Sumotori Dreams

http://web.t-online.hu/archee83/sumotori/

これ楽しいプレイする前に内容を知りたい人は YouTube動画をどうぞ。

http://www.youtube.com/watch?v=hOvq3-oG5BM

基本的に相撲を取るだけ。物理エンジンによってリアルな動きを……と言っても単に剛体としてってだけで、相撲取りの動きとしては絶望的。だけど「転ばないように頭を上に引っ張る処理を少し付けておく」とか、そういったよくある処理が無い。きちんと人間みたいに立ち上がってくれるし、転ばないためにちょこちょこバランスを取ってくれる。が、それの動きが赤ん坊の段階ぐらいで止まっていて物凄い動きになっている。圧倒的な小サイズの実行ファイルでここまで実装しているのも見事。

プレイ方法

とりあえず No Shadow で 800x600 32bpp ぐらいにしておけば大抵の環境ではプレイできると思う。重ければ更に設定を変更、余裕があるようならより高負荷の設定に挑戦。

1P 側
プレイ開始
前に進む
BackSpace
両手押し
Enter
片手押し
2P 側
S
プレイ開始
W
前に進む
Shift
両手押し
CTRL
片手押し

プレイ開始」は、要するにしゃがみこんで地面に手を付くという実際の相撲の開始時の動きを真似たもの。二つのキャラクターが同時に手を付くか、片方が二回手を付くと開始される。

一応は自動バランスを取って倒れないように動いてはくれるが、基本的に足の動きが赤子なのでバランスを崩しすぎると簡単に倒れてしまう。具体的に言うと、「両手押し」を相手がいない状態で使った場合、手の動きの反動を吸収しきれない(相手のいない「片手押し」であれば吸収できる)。また、相手に「片手押し」や「両手押し」で張り手を食らわせている時も反作用を吸収できない。後ろに倒れてしまう。それを回避するために「前に進む」が存在する。「前に進む」は普通に歩行するのではなく、前のめりに倒れるように足を動かす。従って、まず先に「前に進む」を行い、それから「片手押し」「両手押し」での反作用でバランスを取る。後ろにのけぞってから足の動きだけで前のめりになることは普通に考えても不可能なので、後から「前に進む」を使っても間に合わないことに注意すること。

勝利するとどこからともなく勝利側と同じ色のブロックが飛んでくる。次の試合開始時には土俵の外に累計勝利数分のブロックが積み上げられている。

勝利確定後しばらくするとキャラクター操作ができなくなる。左右キーによる視点移動だけが可能。

豆知識
  • メニュー画面で看板破壊せずに奥にある土俵周辺の壁を破壊し続けるなど、無駄なことを続けているとメニュー画面のリセットがかかる
  • メニュー画面リセットを繰り返していると「Hidden Part」が始まる。視点変更とブロック投げしかできない。壁を延々破壊したい人、ロボットブロックを投げていじめたい人向け。但し、壁をある程度破壊すると終了する
  • 勝利数ブロックは青は六個以上、白は八個以上になると開始直後に崩れてしまう模様
  • プレイ開始後に「プレイ開始」を行うと一時的にしゃがむが、しゃがみ切った時にすぐキーを離すと体勢を戻そうとする。が、体が軽すぎる割に力が強く、かつ体の体重移動を考慮した動きをしないため、飛び上がってしまう。キーを離さずしゃがみ続けるとそのうち転んでしまう
まともなゲームにするための考察
  • 足の摩擦係数が低すぎないか。滑っているように見える
  • もう少し足を高速に動かしたり大きく動かしたりしてバランス取りを……と思ったが反作用が大きすぎるので恐らく転ぶだろうな。現状が一番マシだろう
  • とにかく体重が軽い! 動きながら少し浮いてる。足を中心に、実際の相撲取りのように重い体にすべき

ちなみに、これは BreakPoint というメガデモイベント2007年ゲームカテゴリーで優勝した作品。メガデモは実行ファイルの小ささも評価の対象になるため 97kb に抑えているが、そのこととこのどうしようもない動きのインパクトというか面白さを考慮すると、まあ現状が一番いいんだろうな、と思う。

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