http://web.t-online.hu/archee83/sumotori/
これ楽しい。プレイする前に内容を知りたい人は YouTube の動画をどうぞ。
http://www.youtube.com/watch?v=hOvq3-oG5BM
基本的に相撲を取るだけ。物理エンジンによってリアルな動きを……と言っても単に剛体としてってだけで、相撲取りの動きとしては絶望的。だけど「転ばないように頭を上に引っ張る処理を少し付けておく」とか、そういったよくある処理が無い。きちんと人間みたいに立ち上がってくれるし、転ばないためにちょこちょこバランスを取ってくれる。が、それの動きが赤ん坊の段階ぐらいで止まっていて物凄い動きになっている。圧倒的な小サイズの実行ファイルでここまで実装しているのも見事。
とりあえず No Shadow で 800x600 32bpp ぐらいにしておけば大抵の環境ではプレイできると思う。重ければ更に設定を変更、余裕があるようならより高負荷の設定に挑戦。
「プレイ開始」は、要するにしゃがみこんで地面に手を付くという実際の相撲の開始時の動きを真似たもの。二つのキャラクターが同時に手を付くか、片方が二回手を付くと開始される。
一応は自動でバランスを取って倒れないように動いてはくれるが、基本的に足の動きが赤子なのでバランスを崩しすぎると簡単に倒れてしまう。具体的に言うと、「両手押し」を相手がいない状態で使った場合、手の動きの反動を吸収しきれない(相手のいない「片手押し」であれば吸収できる)。また、相手に「片手押し」や「両手押し」で張り手を食らわせている時も反作用を吸収できない。後ろに倒れてしまう。それを回避するために「前に進む」が存在する。「前に進む」は普通に歩行するのではなく、前のめりに倒れるように足を動かす。従って、まず先に「前に進む」を行い、それから「片手押し」「両手押し」での反作用でバランスを取る。後ろにのけぞってから足の動きだけで前のめりになることは普通に考えても不可能なので、後から「前に進む」を使っても間に合わないことに注意すること。
勝利するとどこからともなく勝利側と同じ色のブロックが飛んでくる。次の試合開始時には土俵の外に累計勝利数分のブロックが積み上げられている。
勝利確定後しばらくするとキャラクター操作ができなくなる。左右キーによる視点移動だけが可能。
ちなみに、これは BreakPoint というメガデモイベントの 2007年度ゲームカテゴリーで優勝した作品。メガデモは実行ファイルの小ささも評価の対象になるため 97kb に抑えているが、そのこととこのどうしようもない動きのインパクトというか面白さを考慮すると、まあ現状が一番いいんだろうな、と思う。