2007-03-21

同僚の結婚相手が嫌い

同僚の女性が今年結婚するらしい。相手の男は以前会社に在籍していた人で、最近は遠ざかっているものの、以前は私も同僚といっしょに何度か遊んだ。私が社内で構築した人間関係の中では、相対的に二人とも親しいほうであると言える。当然結婚披露宴に招待された場合には、喜んで出席し、祝福するのが常識である立場だ。

だが、私は、招待されなければいいのにと思っている。

同僚が問題なのではなく、相手の男を祝福する気にどうしてもなれないのだ。

その男は数年前、同僚と同棲を開始した直後、浮気相手を孕ませ、別れる別れない・産む産まないの一騒動を起こした。その一件が露見したその日、私は同僚の家に遊びにいっており、その一部始終を知ることとなった。

結論から言えば浮気相手との間の子供のことは弁護士を挟んで金で解決し(堕胎させたかどうかはしらないが)、同僚との関係は続いてこのたびめでたく結婚することになったわけだが、私はその一件以来、もうその男とはかかわり合いになりたくないと思うようになった。当時私は、(その男が浮気相手にしたような)ひどい仕打ちを別の男にされてひどく傷ついており、その浮気の一件がセカンドレイプのようになって、かなり精神ダメージを受けてしまったからだ。

数年通院もして(いまも通院しているが)私の精神状態はだんだんと上向いて来てはいるが、その男が人々に祝福されているところを見たら、またも滅入ってしまうのではないかと危惧している。私は私を傷つけた男には必ず天罰が下るはずだと思っている。裏切られた側だけが絶望の底でのたうちまわるなんて割に合わない。もちろん同じように人を裏切ったその男(同僚の結婚相手)にも相応の苦しみが待ち受けていてもらいたいと思っているのに、そういう人間幸せになる(内実はどうあれ披露宴は「わたしたちしあわせになりまーす」と人々に披露する場だろう)のを見るのは堪え難い苦しみだ。まあここらへんは個人的恨みの感情なので共感されなくて当然なのだが、とにかく、私はその結婚式に出席したら、嫌な記憶フラッシュバックして、私をいまだに苦しめる原因を作った人間もこうしていけしゃあしゃあと幸福を手に入れているのかと見せつけられて、またも絶望の底に逆戻りしてしまうのではないか、不安なのだ。

またあの暗い世界にもどるのはいやだ。足下だけ見つめて歩く日々にもどるはいやだ。1分かけて10mも歩けないような状態になるのはいやだ。ぽろぽろぽろぽろ泣きじゃくって道ばたに座り込むのはいやだ(もうそろそろ中年の域なのに)。一歩も動けなくなって立ち尽くすのはいやだ。

しかし、私と同僚は、社会的には、披露宴を行う時は当然お互い招待するだろうし、招待されたらまさか断ることはないだろうという関係である。ああもう今から憂鬱だ。会社やめたい。行き先告げずに引越したい。それくらいいやだ。

私が同僚の相手をそれほど好きでないことは、同僚は鈍感だから気づいていないだろうと思う。いっそ、あなたの相手の人生を祝福する気になれないから招かないでって言えたらいいんだが。

  • http://anond.hatelabo.jp/20070321212038 あなたに替わってそういうことを彼女に説明してくれるような友人はいないか。いれば、頼め。 もしいなければ、丁寧に手紙で書け。招待状の返事という形...

  • 過ぎ去ったことはもうどうしようもないんだから、前向いて生きればいいのに。 と思うのだけど、それができない人もいるんだよね。

  • 鳥葬は私も思い浮かんだ。うんうん。

記事への反応(ブックマークコメント)

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