わたしはとてもあたたかい家庭で育った。
私は家族を愛している。
私は両親に感謝している。
私の両親は仲がいい。
私の父は私に似て(逆か)偏屈だし空っぽだし人の話は聞かないくせに自分の話は聞いてもらいたがる褒めてもらいたがりの構ってちゃんでおまけにのんべえである。
そんな父は職場でも敵を作りがちである。
私はそんな『私そっくり』な父にフクザツな感情を抱かないでもないのだが、母はそんな父を愛しているようだった。
『生まれ変わっても結婚する』とかいうような事をこの前も(冗談めかして、ではあるが)言っていた。
ふたりの距離感はとても絶妙な気がする。
付かず、
離れず。
正直うらやましい。
私の母は愛にあふれた女性である。
私や父や姉だけでなく、私の友達にも、分け隔てなく接してくれる。
私が友人や彼女を連れてくると(私がちょっと恥ずかしくなるくらい)すごい勢いで喜んでおもてなしをする。
私はそういう時ちょっと嫌な顔をしてしまったりするのだが、友人達が喜んでいるのを見るとやはり感謝しなくてはいけないな、と思うのと同時に、この女性の愛の深さに感嘆するのであった。
ふと、母や父の若い頃の事を考えてみる。
母は中々に美人であるし、前述の様に器量も良い。料理もうまい。さぞモテた事であろう。
しかし私の父はそうでもない。イケメソな訳でもないし、背も高くないし、収入もそこそこだし、モテた訳ではないだろう。
この二人はどのようにして恋に落ちたのだろうか。
聞いた事無いので私は知る由もないし、聞くのも何だか恥ずかしいので暫くは謎のままだろう。
プラネテスのハチとタナベみたいな感じで結婚したんだったらちょっとショックだなぁ。と思わなくもないが、まぁ別にどうでもいいや。
とりあえず私が言いたいのは父グッジョブ、ということである。
両親は私のことを心の底から愛してくれている。
こんな偏屈だし空っぽだし人の話は聞かないくせに自分の話は聞いてもらいたがる褒めてもらいたがりの構ってちゃんな僕を。
本当にありがたいと思う。
僕も両親を愛している。
ただ、僕は両親が僕を愛してくれているほどには彼らを愛していないのだと思う。
でも、まぁ、ハタチそこそこの大学生なんてこんなもんだろうな、とも思う。
堪忍して、とーちゃんかーちゃん。
私には姉がいる。
この女は謎だ。
私は彼女についての一切を知らない。
十数年一緒に暮らしていたが未だに謎である。
と、
行動はかなり天然ではあるのだがそういった趣味の面においてはフッツーな姉
とではまあウマが合うわけもないのだが。
私は末っ子なだけに姉よりも甘やかされて育てられた(我ながら甘え上手だとも思う。多分女だったら絶対モテてるぞ俺)から、姉には色々迷惑をかけた事もあった。我侭言ったりしたし。
しかし、不思議と仲が悪いわけではない。
私達はお互いのことをあまりにも知らなすぎる。
だが、血の繋がりというのは意外にも深いのだなぁ、と思う。
何も知らなくても、やはり僕はそこそこに姉の事を愛している。
姉も僕を愛してくれていると思う。そこそこに。
これから先、私と彼女がこれ以上歩み寄ったりすることは無いと思う。
でも、やはり根っこの部分で私と彼女の人生は交わっているから、今より離れてしまうことも心配する必要はないんじゃないかな。と思う。
私は私の家族を愛している。
以前付き合っていた女の子に、君の家族は『理想』だ。素晴らしい。と言われた事があった。嬉しかった。
願わくば彼女がその一員になってくれれば良いのになとか思っていたのだが、今となってはそれは叶わぬものとなった。
彼女は僕の家を訪ねる『友人達』のくくりに戻っていった。それはそれで嬉しいことだな、と今は思う。
話が逸れたが、私は私の家族を愛している。
私自身はあまり誇るものの無い人間ではあるが、この家に産まれて良かった、と自信を持って言える事だけは確かだ。
あなたは愛を知ってるんですね 俺は3年付き合ってる彼女がいますが 愛って何なのかいまだに分かりません
俺だって本当は何も分かってないよ。 むしろ3年も付き合える彼女が居る方がうらやましい。
http://anond.hatelabo.jp/20070318205342 3年付き合うのなんて簡単ですよ 彼女がしたいことしてる間こっちもしたいことしてればいいだけ 会いたくなったら会うしそうでなかったら会わない 時々寂...