「共産主義」といってもバリエーションはさまざまなので、具体例で考える。
仮に「共産主義を掲げる政党」はソ連共産党、「共産主義を掲げる宗教」は中南米で興った「解放の神学」に代表されるとする。
前者は資本主義の矛盾や問題点を克服した共産主義国家(≒ユートピア)を実現するのがゴール。
後者はキリスト教における天国を地上に実現する(≒ユートピア)ことで、イエス・キリストの再臨を果たすのがゴール。
両者は人類の救済を、人の理性に委ねるか、あくまで神の力に委ねるか、で違い、根底には人間の理性に対する信頼の大小があると思う。
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