2010-12-19

死にたいって君が言ったから。

高校生の頃書いた遺書を、未だに宝物のように持っている。

僕をいじめていたクラスメイト名前や、僕を阻害していた教師の名前や、その当時お世話になったネットの人のハンドルネームが書かれている。読み返すと、当時のグチャグチャした嘔吐のような感情が蘇ってきて、今でも頭の中が真っ白になってしまいそうになる。

あれから十年。

僕の『死にたい』という気持ちは未だに続いている。当時よりももっと複雑化、多様化したそれは、日々自分の中の「これでちゃんと生きられるかもしれない」という希望の芽を簡単に食いちぎっていく。生きているという実感なんて、とうの昔に無くなってしまった。

それでも。

それでも、あの頃よりは、自分を誇れるようになったよ。未だに僕の心は脆弱で崩れやすいけれど、それでも日々をちゃんと飲み込めるようになった。時々ちゃんと飲み込めなくて、むせて、こぼしてしまうけれど。

いつか僕の『死にたい』が報われるといいな。それを信じて、僕は今日も生きるのさ。

心情を吐露したくなったので。ごめんなさい。

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