2010-10-30

完璧主義に対する誤解

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6277821.html?from=randq

↑俺はこの質問者の気持ちがよくわかる。

かしこ回答者たちのような誤解をする人も多いのだろう。

どうしてこういう誤解をするかというと、「完璧」の定義最初から違うからなんだ。

つまりこういうこと、テストを受ける、俺は100点のつもりでテストを受けるわけ。100点じゃなきゃダメなんだ。99点じゃダメ。どうダメかっていうと0点と同じなんだ。だから1問目から順に解いていって、解けないところがあればそこで終わり。もうどうでもいい。こんなイラつくものは破り捨ててしまうしかない。100点取れないクソな自分だけが残る。

ところが先生はこう言うんだ。問題全部を見渡して、できるところからやりなさい、って。なるほど、そうすればその人の今現在のその能力がどの程度なのか測れるってわけだ。そしてその当人にとって「ベストを尽くした状態」なわけだな。

この「当人にとってベストを尽くす」ことを持って「完璧」と考えてる人がほとんどなんだ。この世界では。そしてそれは現実的だし、正しいのだろう。

ところがそういう風な基準をどうしても持てなかった人がいるんだよ。俺もその一人なんだ。その人にとっての「完璧」は当人の外部にある。だからその人が考える完璧はもう本当に完璧のことであって、ファンタジーでしかない。センター試験全教科満点を取った人がいるのかはわからないけど、満点じゃなきゃダメなんだ。小学校からずっとオール5じゃなきゃだめなんだ。図工や音楽や体育も。ところがそんなことは無理。

それは頭ではわかってる。でも感覚がついてこない。どれもこれもダメだ。自分は本当にダメだ。もうこんなどうでもいいものは投げ出してしまえ。そして中途半端の山が築かれる。それを見て人は言う「これのどこが完璧主義なんだ」と。

違う、君たちの言う完璧とは意味が違うんだ。俺にとっては君たちは何もしてないのと同じだし、俺もそうだ。そして俺は自分ダメさにおかしくなりそうだ。君はならないのかい?

俺はいつもズタボロになって生きている。だって人付き合いでも全員に好かれないとダメなんだよ俺基準では。そんなことできるわけないじゃん。頭ではわかっていても、、、。

俺はいつもズタボロになって生きている。

※「2位じゃダメなんですか?」のあの人を完璧主義だとは思わない。なぜなら完璧かどうかにとって、順位はどうでもいいからだ。例え1位でも99点なら意味はないのだ。

  • http://anond.hatelabo.jp/20101030221536 こういう人って外側から見たらどんな人に見えるんだろう? 努力家?秀才?いつもカリカリしてる人?完璧主義? 自分の周りにもいるのかなーとか不思議...

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