2010-04-17

日本が「ポーランド国葬要人を送らない」のは「わざと送らない」という「ロシアへのシグナル」か?

ポーランド大統領の死は、単なる大統領の死ではなく、

カチンの森事件の追悼行事列席の途上で死んだ」ということに「政治意味」がある。

悪天候を推してでも着陸を強行しようとした、というのは、

カチンの森追悼行事を通して、ロシアへの抗議の意思を明確にしたい」という

ポーランドパイロットロシアへの意思表示の表れではなかったか?

なので、この国葬に対して、

火山灰という悪条件の中、いかにしてポーランドまで辿りつくための方策を巡らせるか」

ということ自体が、

ロシアに対する外交的意思」の表れである。

仮にイスタンブール辺りまで空路で入り、そこから大渋滞の中を必至に

ポーランドまで辿りついた政府首脳がいたら、そのこと自体が

ポーランドに対する弔意の表れ」であり、と同時に

ロシア帝国主義に対する抗議の意思表示」にもなる。

なので、ロシア帝国主義化に懸念を抱く国、それこそグルジア政府首脳などは、

「死んででもポーランドへ辿りつこう」とするだろう。

火山灰でエンジン停止の危険性があっても、そのまま

ポーランド空域に強行突入するかもしれない。

「命懸けでポーランドへ入国すること、そのこと自体がロシアに対する政治メッセージ

なのである。

さて、この国葬に対して、日本では「江田参院議長」という「格下」しか参加しないとか、

それすらも「火山灰で空路が×だからあきらめた」ことに対して、2ちゃんねるで批判の意見が相次いでいる。

しかし、これは「私見」だが、「格下しか寄越さない」とか「火山灰であきらめる」という決定それ自体が、

「実はロシアに対する隠れたメッセージ」ではないのか?

ポーランド国葬には要人は参列しません、つまりロシアに歯向かう気はありません、

 (だから北方領土何とかしてください、北朝鮮問題でも協力してください)」という

ロシアへの友好のシグナル」なんじゃないか?

・・・と手嶋龍一的に「インテリジェンス的国際政治解釈」をしたいところだが、

実際にはもっと低次元な理由なのか?

  • 祖父が日ソ共同宣言、息子がモスクワ留学で本人は総理就任直前まで日ロ協会の会長やってたし、野党時代にも何度かプーチンと会談してるくらいの親露。

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