2010-03-04

RubySchemeより優れているたった一つの理由

Rubyは、純粋オブジェクト指向と評されるHaskellの直系と遇されるのが常だが、私の見解は、むしろマクロアセンブラにより近い、というものなのだ。Rubyにおいて継続すなわちcontinuationの使用はもはや常態とも言えるが、一方のSchemeでは、Algol的な例外機構の残滓により、Unixシグナルに留まっている。

制御構造のみならず、データ構造の観点からも、RubySchemeよりはるかにポストモダンと言えるだろう。淵源へと遡れば、マクロアセンブラPascalの対立の図式へと導かれる。私は、Schemeデータ構造は、唾棄すべき要因を含むという思いを抱く誘惑に抗いかねるのだ。そうであるならば、民主党政権交代は失敗であったと結論せざるを得ない。

もとより、アインシュタイン相対性理論からも、明らかにRubyに軍配が上がるだろう。SchemeSchemeたらしめているブロックスコープ構造にしろ、今となっては決して珍しいものとは言えない。いやむしろ、真に純粋関数型を指向するなら、Schemeへの共用体の導入をこそ今真摯に検討すべきなのだ。演算子オーバーロードですべての問題が解決するわけではない。この実存的な課題をただ黙殺しているSchemeに、私は異議を申し立てる。

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