2009-10-20

レギュレーションのある世界

スポーツ世界では、用具の製造技術進歩しすぎるとレギュレーションが設定されて退化を強制されることがある。

ゴルフでは、クラブの反発力を強めることが飛距離につながるけれど、反発力が上がりすぎて上限が設定された。

カーレースでは車は用具というより、その性能そのものを競っているようなスポーツだが、F1では性能が上がりすぎて生身のドライバーが扱うには危険になりすぎ、年々レギュレーションが厳しくなった。

ゴルフではゲームバランスを、F1では安全を担保するために仕方のない措置だったが、どちらもある一面では面白さをそいでいる。「今よりもっと飛ぶクラブに買い換えよう」と思っても、今持っているのが反発係数規定ぎりぎりだったらこれ以上上げられない。「来年はもっと速い車が出てくるのか」という期待もできない。来年出てくるのは、来年の規定内で速い車だ。

たぶん、どちらも規定で抑えられる前の、純粋に高みを目指していた頃の方がおもしろかった。

核軍縮の流れは、軍事もレギュレーションのある世界に入ったことを意味している。純粋により強い軍隊を目指す時代はとっくに終わったのだ。

そして、軍事がゴルフF1と違う点は、別におもしろい必要はないってことだ。

  • >そして、軍事がゴルフやF1と違う点は、別におもしろい必要はないってことだ。   あと、負けたら死ぬって点な。

  • うーん?正直よく分からない。 別に軍事だってワシントン海軍軍縮条約のころからレギュレーションにはうるさかったと思うけどなあ。 (たぶん自分が知らないだけで、もっと昔からこ...

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