2009-07-24

http://anond.hatelabo.jp/20090723235617

私は強情だからなかなか相手の意見を受け入れられないんだ。

だから、相手の文意を読み解き咀嚼してみるわけなんだけれどもさ、言葉を自分のものに置き換えないと居心地が悪いのよね。

あなたが言葉を変えながら繰り返し言おうとしていることは

記憶とか記録とかは関係なくて、

ただ他の誰かに「自分を認識して欲しい。」

ってことじゃないのかな。

うん。これは結構正しいような気がする。

というのも、記憶や記録をされるにあたっては誰かに認識してもらうことが大前提にあるからです。みんなそう思っているんだろうね。

私は死ぬということがどんなことなのか、体験として把握できてはいないから怖いのだけれど、その一方で誰からも認識されないことも恐ろしくて堪らない。

ある意味においては、完全なる不認識は死よりも恐ろしいのではないかと思うくらいだもの。

同じ時空間にいるはずのなのに、私の存在を私以外に補完されないのって甚だ苦痛だし、とてつもなくおぞましいことじゃないかな。

誰かに認めてもらえば、私がここにいる意味があったと思えますから

どうなんだろうね。少なくとも必要条件ではあるのかもしれない。

駅前の喫茶店に座って行き交う人々を眺めていてさ、ほんのちょっとでもいい、誰かから微笑を向けられたら、それはとても幸福なことなんだと思うよ。

ずっと受け手の思考を続けていたけれども、例えば私が誰かを認めたとき、そこには確かな繋がりが生まれるのだから、

私が認識したあなたに認識された私の存在が瞬間的に補完されるんだろうな。

うん。繋がりっていいね。怖いけれど、痛いことばかりだけれど、その刺激こそが私をこの時空間に貼り付けてくれている証拠なのだものね。

……それにしても、つくづく人間って面倒だなって思う。

だからこその多様性であり、文化性であり、精神活動なんだけれどもさ。

私はもっとスマートに感動して、胸を痛め、憤りを抱いては、笑っていたいだけのだけれども。

生物として繁栄するために社会性を持つことを選んだ故の足枷だよねえ。

自由と同じだ。捕らわれているからこそ、その大きさを確認できて、様々な思想が生まれてくる。

神様なんて信じないけれどもさ、創造主という存在がいたとするならば、彼ないし彼女はとても思慮深い人物だったんじゃないかなあと思う昨今なわけなのです。

相変わらずぐだぐだと長くなってしまう。まあ仕方がないんだ。私は話術的思考方法よりも記述的思考方法の方が性にあっているし好きなのだから。

けれど、いい加減長いのでここいらで終わらせよう。

終了(あくまでも私の記述的思考がね)。

記事への反応 -
  • 写真って、瞬間を写し出すにも関わらず時間を記録するんだよね。 言い換えるなら、点を照射して線を保存するような感じ。 時間を閉じ込める技術が生み出されてから、今日までに様...

    • 写真が好きな俺がレス。 「記憶の補完としての記録」として、とても使える技術だと思う。 いつ居なくなるかもわからない家族とか。 記憶を頼りにするとどうも曖昧だったりするから...

      • トラバに返信。 http://anond.hatelabo.jp/20090722134344 記憶を頼りにするとどうも曖昧だったりするからね 個人的に、その曖昧さが好きなんだなあ。儚さというか、朦朧とした映像って直接的...

        • まだ終わりにするには早い。 でもね、だからこそ私はできる限り私がいる間に誰かの記憶に残りたい。 記憶として、いつか忘れ去られてしまってもいいんだ。記録としていつまでも...

          • 私は強情だからなかなか相手の意見を受け入れられないんだ。 だから、相手の文意を読み解き咀嚼してみるわけなんだけれどもさ、言葉を自分のものに置き換えないと居心地が悪いのよ...

            • 認識が微妙に違っていい感じだ。 というのも、記憶や記録をされるにあたっては誰かに認識してもらうことが大前提にあるからです。みんなそう思っているんだろうね。 認識されな...

              • なんかすごい寝ていた。15時間寝てた。どうした、私。 認識されなくても記憶や記録に残る可能性はある。(背景の一人とかその他大勢とか) うん。だけれどもさ、そうやって残るた...

                • なんかわかってきた気がする。 でも、だからと言って“他者が見る”世界の存在を否定しているわけではなくて、私と他者が同時に認識している“世界”がないとも思っていないんだ...

                  • 今日は午後から雨が降るらしい。 私の考え方では、世界は大きい世界だけで、自分たちの存在はあくまで世界の一部と言う捉え方。 あなたのいう「小さい世界」を、「意識」あるいは...

                    • 天気が悪くなるかと思ったけどそんなこと無かったぜ。 認める/認めないと言う話も、「意識が世界に対して開いているか?」と言いたかったんだよう。 認める/認めないという話...

                      • 今年の梅雨はとても長い。けれども、雨量の少ない梅雨になんの魅力があるんだろう。雨は降ってこそ雨たりえるのにな。 「認める/認めないという話」は、これまでのやり取りで出て...

                        • 梅雨は明けたと聞いた覚えがあるのだけど、違う世界の話だったかな。 どうすればうまく表現できるんだろうか、突飛な喩えになるけれども、個人的に「小さな世界」は川における水...

                          • 本筋と全然関係ない横だけど、世界じゃなくて地域が違うんだろ普通に http://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html ほれ。梅雨明けがまだの地域は多いよ まああなたが違う世界に住んで...

                          • ナイルの水の一滴。志賀直哉という小説家の短文なんだね。知らなかった。私には知らないことがたくさんあります。 小さな世界というのは自分から見た世界であって、 そこに映るも...

                            • 横増田。 内包ってのに違和感を感じた。上手い言葉が見つからないが、エイリアス、リファレンス、しいて言えば別記か。 人は、大きな世界を、小さな世界にカテゴリー(いわば窓)を...

                              • 横文字難しいです。 内包ってのに違和感を感じた。 確かにニュアンスが違ってくるかも。より正確に現わすのならば、『内に取り込むことによって認識を深める』とした方がよかった...

                            • 今日中にレス書けるか?! 確かに小さな世界は自分から見た主観的な世界ではある。 ただ、そこに映るものを自分の主観によって決定するわけじゃなくて、そこに映るものの“意義...

                              • すごく……頭が回転してくれません…… 自分を主体とした時に、「何に意味を見出すか?」という視点で考えると 意識を閉じた状態においては、世界に意味付けするのは自分の視点し...

    • 言いたいことがまとまってないけど、おもしろい話だな。   後半は自分自身の記録を残すことについて書いているようなので、 その辺りで思ったこと。 その人がいたこと、その出来...

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