2009-05-28

母親からメールが届いた。

まぁ、よく届くのだけれど大抵大した用件ではないので放置する。

それで今回は、「父親(50代)の会社仕事がなくて

週休 3日。補助を申請しているが月給が 10万減り、ボーナスもない。

リストラされないだけましだけれど毎日疲れて帰ってくる」

という内容なのだけれど、10万減ったと言っても 30万はあるはず。

家持ち(ローンの返済済みかは知らない)で、

私以外の家族(母と姉。共にパート)を養っている。

3人合わせれば 40万はあるはず。それで十分なのかは

1人暮らしの私には分からないが、フリーターで週休 1日。

月給 20万(家賃保険等の支払いを除くと 13万ぐらい)の

私から見れば生活していくだけなら十分だと思う。

父親は暇さえあれば、というより暇ですることがないと

酒を飲んで煙草吸って ごろごろしているだけ。

無駄ハイオクの割と高い車買ってみたり(600万)。

家の隣の土地を購入。駐車場屋根作って(400万)。

他にも碌に見もしないのに WOWOW 契約してみたりと

目に入る新しいものを手に入れて満足しているような人。

それなのにいつも退屈な時間をどう潰すかで

苦しんでいるように私の目には見えてしまう。

それで何をするかと思えば、家具の配置を替えてみたり、

家中掃除したり、なんとなく庭をいじったりしている。

家とか車とか地位とか外面や体裁を気にするのかもしれない。

でもそうやって色々浪費して目先の快楽に耽って来ても

お金を無くして時間だけ持て余し始めると

不安に襲われたり、退屈さや虚無感を感じているのだろうか?

3日も休みがあり、働かなくても(今は働けないのだけれど)

生活していけることの何が苦痛なのか分からない。

前に「世の中に興味がなくなってきた」という日記に、

最低限の生活費時間があるなら本を読んで暮らしたい。

というような内容のことを書いた。

私が今の父親の立場なら喜んでその生活を始めるだろうな。

今(25代半ば)の私は思ってしまう。ただ同じことを

父親の年齢になって考えられるかどうかは分からない。

定年前で職をなくすかもしれない。老後の不安もあるだろうし…

そういう不安があるから将来の備えをするのだろうけれど

それをしてきても父親のようになってしまえば水の泡。

何が起きるか分からないことを知っているのに

本当に生きているか分からない将来ばかり気にしている。

その割には目先の快楽に溺れていて、そういう不安を忘れて、

自分はいつまでも生きていられるつもりでいる。

なんか他人事みたいな文章になってしまったな。

万が一の場合は、自分時間と金銭的に許す限りは

なんとか手助けしてあげるつもりでいるけれど正直厳しい…

父親は今まで働いてきたのだから、

今更そんな不安なんか抱えなくていいと思う。

(お前がその不安の種の一つだという突っ込みなしね)

もうすぐ父の日だな。セネカの「人生の短さについて」を

贈ろうかとても迷う。私もざっと読んだだけだから

今の父親の年齢で読んでどうこうできることか分からない。

まぁ、暇でも読まないだろうことは目に見えているし、

安い本だから贈ってみればいい気もする。

それより煙草か酒でも贈った方が喜ぶのは明白だな。

  • ネトゲ廃人への道にいざなってみてはどうか。

  • >もうすぐ父の日だな。セネカの「人生の短さについて」を贈ろうかとても迷う。 いい挑発だなあ。 …挑発なんだよね?本気で読んで、わかってくれるなんて期待してないよね?

    • やっぱりそう見えるよね。 期待はしていないけれど、 あの父親の毎日退屈そうな姿が あまりに見るに耐えなかったから… あり得ないけど、仮に読んだら どう考えるだろうと思っただけ...

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