冬コミに行けなかったので、友人に何冊か欲しいサークルのリストを渡し、買ってきてもらうことにした。
人気サークルはわざと選ばず、ちょっとの労力で行けるところを選んだつもりだった。
昨日、その受け渡しをおこなったら、頼んでいた分が一冊だけ足りなかった。
「あれ?一冊足りないよ?」と言ったら、
「わざわざ買いに行ったのに文句言うなよ。本当に欲しいなら自分で並べ!」と怒られてしまった。
別にこっちは責めるつもりはなかったのだが、何か気に障る部分もあったのだろうと思い、謝っておいた。
帰りの電車の中で考えた、「善意」って(受けるにせよ与えるにせよ)扱いが難しいよな。
コミケで本を買ってきてくれたのは、友人の善意であることは間違いない。
しかし一冊忘れたことに対して「そんな事全く気にしなくていいよ!」という態度を取ることは難しい。
自分自身は厚かましい人間と言われたことはないけど、そういう人でも難しいとも言える。
友人だって恩着せがましい人間ではない。
頼みを引き受けてくれた時だって嫌な顔をしなかった。
そういう人だって少しだけでもケチをつけられたらイライラするのだ。
「善意」は無力だという言葉は嘘だと思う。「善意」はとても強力なものだ。
「善意」を受けて、「貰えただけでも儲け物」「ないよりある方が良い」という程度に考えられる人は少ない。
人は「善意」を受けてしまえば、麻薬のようにさらなる「善意」を求め、それが続くべきだと信じてしまう。
だからこそ元々は無かったはずの「善意」が突然消えてしまうと、
それが無かった時以上の深い絶望と裏切られた気持ちになってしまう。
与える方も大変である。
元々は見返りや何かを期待しないはずの「善意」であるのに、本当に感謝すらなかった場合は辛い思いをする。
そしてその辛い思いをすることは「善意」が足りない証拠とされてしまう。
それはまだマシな方であり、感謝されればさらに大変なのである。
相手が欲深くなかったとしても、さらなる「善意」を求め、その期待を裏切ることを許さない。
裏切れば、相手からも周りからも「偽善者」という声が待っている。
時として「善意」は、与える方と受ける方で地獄のような関係を作り上げるのだ。
だから、この手のボランティアなんかをしないことにしている。
自分自身がそういう「善意」の地獄に踏み込むタイプだと分かっているから。
とはいうものの、「善意」という厄介なものに関わらないボランティアは楽だ。
人に強制的にやらされている、好きな人に良いところを見せるチャンス、実はこっそりバイト代が出るなど、
そういうのはすごくシンプルなので好きだ。
もっとこの「善意」ってやつを上手くコントロールすることはできないものかな。
そうすればもうちょっと上手くいくことだってあるはずなんだけど。
http://anond.hatelabo.jp/20090106233417 うっせえよバカ。 糞して寝ろ。
あなたの善意って、見返りを求めすぎなんですよね。受けるにしても与えるにしても。 友達の善意を善意で返せないから逆切れされてるわけだし。 本当の善意とか見返りを求めないない...
前提として一度引き受けたものは最後まですべき それに対価があるかないかは関係がない。 ミスがあった場合に頼んだ方がどういう対応を取るかは その人の考えや状況によるから、そ...
そうか? 十分な報酬なしで頼んだ事が失敗したとして 「全く気にしなくて良いよ」って思えないなら、それは頼むべきじゃないな
何がどう善意なんだ? 相手は自分が行きたいから行ったわけで、交通費を出し、宿泊費を出し、自分のために使える時間を割いて可能な限りお前の頼みを聞いてくれたわけだ。 で、お前...
そもそも「行かなかった」ことに問題がある 行けなかった理由はいろいろあるのだろうが その理由のほうがコミケに行き同人誌を得る行為よりもプライオリティが高く同人誌を得ると言...
気に入らないことがあったから延々と自分を正当化してみたでござるニンニン