思うところがあったので書いておく。
浅野いにおの漫画がムカつく理由、あるいは一つの自虐風自慢 「童貞だったあの頃に戻りたいよ・・・orz」
http://anond.hatelabo.jp/20081213165716
その雑誌のレビューには「昔の彼女とヤってしまったような、若者なら誰でも持っている憂鬱さ」
言いたいことはよくわかる。憂鬱をファッションとして消費している人たちが気に入らないというわけだ。
浅野いにおを消費する層がナルシシズム的に「ぬるい悲劇」に浸っているのが許せない。
でも、ちょっと待ってほしい。こんなのは奴隷自慢と一緒だ。
残業30時間だという人に対してそんなことがどうした俺は100時間だと言うようにそんなことがどうした俺の方が悲劇だと言っているようなものだ。
非リア充じゃなくても非モテじゃなくても等しく憂鬱な気持ちにはなる瞬間はある。
憂鬱はキミだけの特権ではない。それに「30で彼女いない暦年齢といった危険な範囲の悲劇」だってそんなのは「ぬるい悲劇だ」「安全圏の悲劇」だと感じる人がいるだろう。
そして、どろどろの「憂鬱競争」が始まってしまう。俺の方がもっと悲劇だなんて言い合ってたらそんな悲惨な光景はない。
キミがいうところの「ファッショナブルな憂鬱」が一掃されたとしたらどうなるか?
不幸な人間を増やすだけじゃないか。余計息が詰まるどうしようもない世界が待っているだけだ。
では、どうしたらいいのか。他人の憂鬱にケチをつけたって何も意味はない。醜い嫉妬心が露になるだけだ。
浅野いにおを消費する層が「安全圏の悲劇」から「非安全圏の悲劇」に直面したってキミ自身は何にも救われずに不幸な人間が増えるだけなんだよ。
自分と見つめ合うしかない。自分を救えるのは自分だけであり、何かを落としたってそれは救われたことにならないんだ。
こんな「底無し沼の中での足の引っ張り合い」はもうやめようじゃないか。
浅野はこの漫画がすごいに選ばれた作者だし世間では人気があるようだ。 mixiなどでも彼が中高生から絶大な支持を受けている様を観察できた。 だが僕は浅野の漫画が大嫌いだった。 自...
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不幸なら不幸なほどエラいというわけではなくて、単に悲劇をセンス競争のネタにするなってことじゃない? ヌルい悲劇を批判するのは単に、普通の状況ならヌルい悲劇じゃないとセン...
ファッショナブルな憂鬱の排除は不幸自慢競争を引き起こすのか疑問。 そもそも不幸自慢は純度の高いファッションだから。 ヌルい悲劇が批判されてるのはヌルい悲劇がヌルいからじゃ...
自慢できる時点で悲劇じゃないでしょ、っていうのが元増田の主張だよ。 そもそも自慢大会とか言ってるけど、30時間残業の人に対して「私は100時間だけど」って言うのって別に俺のほう...
元増田には悲しみベースの共感への嫌悪もありそうだし 自分を欠落した存在だと見なす自意識への嫌悪もありそうだと思うけど ↓がその結果選んだ戦略だとすると問題は解決しそうにな...
西島大介さんあたりが好み?
自分はその浅野いにおと言う人の作品を読んだ事が無いのでその感想が適切かどうか判断は出来ないですが 少なくともわざわざ欠落を元として漫画を書いていると言う時点で、つまり漫...
全然違うよ 漫画を書く元になるような(壮絶なる)欠落なんかないのに、「俺欠落がある」とか言っちゃってキモいわっていうのが元増田の主張でしょ。
元増田の青臭さも浅野並。
#浅野って漫画家は全然知らない。 といっても僕は30で彼女いない暦年齢といった危険な範囲の悲劇を経験しろ、といってるわけではない。 そんな経験ができるのはある意味限られた...
http://anond.hatelabo.jp/20081213165716 test
test
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非モテ中年の絶望を、基本的に人生恵まれてる人が扱える程度に軽く刈り込んだファッショナブルな絶望マンガ こんなもん褒めてる奴もなんだかんだ言って恵まれてんだよクソが と思っ...