浅野はこの漫画がすごいに選ばれた作者だし世間では人気があるようだ。
mixiなどでも彼が中高生から絶大な支持を受けている様を観察できた。
自分でもその理由がわからなくてなぜこんなに嫌いなのか不思議だったのだが
先日雑誌で彼の新刊のレビューを読んでその理由がストンとわかった。
その雑誌のレビューには「昔の彼女とヤってしまったような、若者なら誰でも持っている憂鬱さ」
が浅野の漫画に通低してるという趣旨だった。あぁ、僕はこういうファッショナブルな憂鬱さが大嫌いなのだ。
こういう憂鬱さを感じられる若者は彼女をつくることができるという、人格が壊れない程度の安全な範囲で悲劇を消費している。
といっても僕は30で彼女いない暦年齢といった危険な範囲の悲劇を経験しろ、といってるわけではない。
そんな経験ができるのはある意味限られた人間だけだし、不幸なら不幸なほどエラいという認識も好きではない。
「自分には何かが欠落していて、それを埋めるために漫画を描いてる」
と浅野は書いていた。読者も自分の中の欠落したものを埋めるために彼の漫画を読むのだろう。
だがその欠落したものとは、実は欠落したままでも人生にほとんど影響がない。
それは絶対に硫化水素や秋葉原トラック無双にまで至らない、安全装置のつきの欠落にすぎない。
にも関わらず浅野や読者が自分の(爪の垢くらい取るに足らない)欠落へとナルシスティックに"耽溺"している様がたまらなく気持ち悪いのだ。
西島大介さんあたりが好み?
自分はその浅野いにおと言う人の作品を読んだ事が無いのでその感想が適切かどうか判断は出来ないですが 少なくともわざわざ欠落を元として漫画を書いていると言う時点で、つまり漫...
全然違うよ 漫画を書く元になるような(壮絶なる)欠落なんかないのに、「俺欠落がある」とか言っちゃってキモいわっていうのが元増田の主張でしょ。
元増田の青臭さも浅野並。
#浅野って漫画家は全然知らない。 といっても僕は30で彼女いない暦年齢といった危険な範囲の悲劇を経験しろ、といってるわけではない。 そんな経験ができるのはある意味限られた...
http://anond.hatelabo.jp/20081213165716 test
test
思うところがあったので書いておく。 浅野いにおの漫画がムカつく理由、あるいは一つの自虐風自慢 「童貞だったあの頃に戻りたいよ・・・orz」 http://anond.hatelabo.jp/20081213165716 その...
不幸なら不幸なほどエラいというわけではなくて、単に悲劇をセンス競争のネタにするなってことじゃない? ヌルい悲劇を批判するのは単に、普通の状況ならヌルい悲劇じゃないとセン...
ファッショナブルな憂鬱の排除は不幸自慢競争を引き起こすのか疑問。 そもそも不幸自慢は純度の高いファッションだから。 ヌルい悲劇が批判されてるのはヌルい悲劇がヌルいからじゃ...
自慢できる時点で悲劇じゃないでしょ、っていうのが元増田の主張だよ。 そもそも自慢大会とか言ってるけど、30時間残業の人に対して「私は100時間だけど」って言うのって別に俺のほう...
元増田には悲しみベースの共感への嫌悪もありそうだし 自分を欠落した存在だと見なす自意識への嫌悪もありそうだと思うけど ↓がその結果選んだ戦略だとすると問題は解決しそうにな...
他人にわかってもらいやすい激烈なトラウマよりも、他人にとってはとるにたらないようなことなのに自分にとっては絶対的なトラウマの方が辛かったりするんだけどナー。このエントリ...
非モテ中年の絶望を、基本的に人生恵まれてる人が扱える程度に軽く刈り込んだファッショナブルな絶望マンガ こんなもん褒めてる奴もなんだかんだ言って恵まれてんだよクソが と思っ...