2008-09-18

人は最盛期に感性の老成を見る。

アニオタは、何で自分の好きな作品がけなされると烈火のごとく怒るのか問題。

なんかね、人生の一番良かった時期に、感性の成長って止まっちゃうらしい。

でもさ、人生の「一番良かった時期」なんて、わからないじゃない?

子供の頃がいくら幸せでも、また幸せな時期が来るかもしれないじゃない?

だから、この言葉は「感性の鈍い奴」を揶揄する言葉なんだとばっかり思ってた。

「お前はガキのままなんだ」とか「学生時代を引きずるな」とか、そんな意味

でもさ、最盛期そのものが、認識できないほどわずかだとしたらどうだろう。

ただ好きなものが子供じみてるだけで、家庭環境最悪だったり

アニメを観ているその時だけが、幸せ記憶そのもの、だったりしたら?

今ある感性を、人生の最盛期に対する指標にするしか、なくなるんじゃないだろうか。

だから、自分の好きなものをけなされたとき、必死で叫ぶのかもしれない。

「ボクの人生はひどくなかった」って。

しかも、もし、これから先、自分の人生が良くなる兆しがないって想像みてよ。

新しい出会いもなく、彼女もできず、面白い作品にも出会えず

ただ老いていくだけだとしたら?

そういう事情も考えないで「アニオタきもい」って言ってるひとは

ちょっと想像力が足りないと思うな、ボクは。

でも、やっぱたとえ話がアニメばかりだったり、アニメをけなされると烈火のごとく怒るのは、きもいけどね。

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