2008-09-11

もうね、リフレ(笑)はアホかと。馬鹿かと。

CPI(消費者物価指数)は前年同月比2.3%の上昇、生鮮食品を除いたコアCPIも2.4%の上昇、もうこれってインフレだよな。エネルギーを除いたコアコアは下がってるじゃないかっていうのはなしって方向で。今の原油高は一時的な要因や、マネタリー(笑)な要因によるものなんかじゃなく、中国新興国の需要増って要因が大きいわけだからさ。

そして、リフレ(笑)もとうとうインフレを認めちゃった。

原油高など日本の「インフレ」時代に対応した財政政策のすすめ(スティグリッツとバーナンキの提案再録)

デフレがマネタリーな現象ではないってわかったことで、これだけでリフレ(笑)涙目ってところなんだが、往生際の悪さがこれまた笑える。

以下でデフレとでてきますが、これは単に「景気が悪いこと」と読み替えれば、いまの日本が「インフレ」だと思う人にも納得して読んでいただけるでしょう。

とうとう「デフレ」を「景気が悪いこと」とするすり替えが始まったよ・・・・・・

そもそも、「インフレ期待ができれば消費が活発になる」っていう考え方自体がおかしいのにそろそろ気づけ。今消費をしないのは、「将来物価が下がってもっと安くなるのを見越して買い控えをしているから」なんかじゃないって。将来の生活や老後にどれだけ金かかるかわからないから貯めてるんだよ。だから、たとえ増税してでもしっかりした年金制度を作るっていうことが、長い目で見たら消費を増やすことになるかもしれない。与謝野の主張は、短期的な需要拡大策なんかよりもはるかに有効かもしれない。

リフレ(笑)は「世間知」なんて馬鹿にせずに、もっと人の心理に注意を払えといいたい。君らみたいに将来の収入の安定が保証されている人はそんなに多くないんだからさ。君らの主張には、社会主義計画経済と同じ香りを感じる。机にかじりついてネットにばっかり没頭せずに、街を歩いたり、田舎の現状を調べにいったりしてみたらどうだい?

後記

スティグリッツバーナンキなど、日本消費者マインドを知らない海外学者の名前を出して箔付けするのも飽きた。

  • たまにはニュースも見るといいぞ。 既に石油も小麦もピークアウトしてる。 与謝野の実験なら90年代後半既に実施済み。

  • 物価があがる=企業がもうかる=属人の給与が増える んなこたーねぇよなぁー。 労働力獲得市場が国内限定じゃなくなってんだもん。 国産っつっても半製品を海外から買ってきてるだけ...

  • 将来不安があるとしてもインフレとデフレでは投資消費の増えやすさは違う。 「将来不安を持ちつつデフレが続いてる」のと「将来不安を持ちつつインフレが続いてる」のでは後者のほ...

  • 釣りかもしれないけど、リフレ派みたいな経済学評論家なんかにいちいち目くじら立てなくてもいいじゃない。 リフレ派が社会主義や計画経済と同じ香りを感じるというのは同意。 それ...

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