2007-12-21

彼氏の前で屁をこくかこかないか

かなり迷っていた…

私は屁の音を無音化するのが得意なため、外にいる時はそれで過ごしてきた

しかしどこか部屋等の密室にいるときはヤバイ。無音化しても匂いは残る。かといってあまりに頻繁にトイレへ行きすぎて「女の子だもん☆色々あるんだよ☆」じゃすまなくなってきた今日この頃(そんな事言ってないけど)。

ていうか彼氏も屁をこいていない。

お前、こけよ。先にこけ!そしたら私もすぐに後を追うから。いやマジで。すぐフォローしてやるから、こけ!とか思ってたけど全然こかねえ。こけよ。こっちの肛門がジャストアウェイなんですけどマジで

とか思ってたらある日彼と屁の話になった。

「俺あんまりでないタチなんだよね(笑)

死ねよ。

何が(笑)だよ!氏ねよお前!いや寧ろ、こけよ!

何なの?さわやかに笑いやがって。マジでこいつ何?何その笑顔?ふざけんな!イケメン気取りか。この野郎。確かに好みの顔だ。畜生

マジかよこいつ……まさかアイドルうんこしない的なアレなの?

はっきり言って私はするよ?うんこ……とか考えてると本気でビックバンが到来しそうになった。

彼氏は暢気にテレビ見て笑ってる。

そしたらなんか急にムカついてきた。しかもなんで笑ってるのか分からない。歌番組じゃねーか!どこに笑う要素が?!

畜生が!この無屁族め。お気楽に過ごしやがってよ!見てろ!そのカッコイイ顔が私の屁の異臭によって歪むのももうすぐだ!

我がS家に代々伝わるこの匂いをとくと嗅ぐがいい。

スプラッシュ!!(と何となく掛け声を脳内で響かせた)

もう無音化することすら忘れ私は屁をこいていた。

ブゥォッ!という音とともに一瞬遅れてやってくる異臭。私は慣れているため最早臭みなど感じないが、彼は相当に感じたはずである。

彼はテレビからこっちに顔を向けた。

ハハハ、貴様の朗らかなテレビタイム邪魔してやったのはその通り私さ。さあ思う存分罵るがいい。この屁女王(クイーン)、何を言われようともはや覚悟済みよ……とか思ってたのに、奴、

「あはは!屁こいたー!」

何……だと……?!

な……何朗らかに笑ってやがる……こ……こいつ……

「クサイー」

うちわでこっちに風おこすなや!

扇風機ひっぱってきて奴の方へ屁風を送ると

「ちょwwwwwやめっwwww臭いというより寒いwwwwwwww」

とか言って、ひっついてきた。

ハァ!?何?!こいつ!?

何やってんの!?何で屁こいたばっかなのに抱きついてんの!?正気か?こいつ……余りの臭さに頭がイカれてしまったとでもいうのか……!?

「ひっついてればあったかいね☆」

「女子か!」思わず突っ込んだわ。怒涛の勢いで。

「アハハ、センキューセンキュー

欧米か!ていうか何?何故センキュー?!」

「アハハハハハ」

ダメだこいつ……早くなんとかしないと……」

うまいよねー○○ちゃん、夜神月モノマネー」

「嬉しくねぇー」

「アハハハハハ」

何なんだよこいつマジで……毒気抜かれたわマジで……

こちとら戦闘意欲満々でこの屁会見に臨んだんだよ!

ほんとビビるマジで

モテ王のたいぞう並の臭さー」

「ってわからんだろそれ」

「アハハハハ」

何なんだよ!もう!もう!もう!もう!もう!

ちくしょーーーーーーーーーなんか負けた気分。白旗じゃい!

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