金を払いたくない?
なるほど。
至極もっともな話しだね。
だがね、兄さん。
兄さんが契約したおぼえがなくっても兄さんの親が契約しているんだ。
またはもっとご先祖がね。
代々そうしてきたのさ。
われわれも世間ってものが荒れないように目を光らせてなきゃいけないんだ。
道路だってつくらなきゃいけないし、
他の島の連中が好き勝手しないようにいろいろしなきゃならねぇ。
あー、用心棒代だとはいわねぇよ。
これはただのみかじめ料さ。
国ってのをやっていくのも金が掛かるものでね・・・。
世知辛い世の中さ。我々国政に携わる人間もしのぎが必要なのさ。
なに、兄さんが儲かったときにその分け前を半分治めてくれるだけでいい。
あ、あと何かを買ったときに5%だけちょっと余分に払ってもらうよ。
世間ってものは人がいての渡世なんだよ。
我々がそういう働きをしなければ君だって困るだろ?んん?
君にもこの国債というものをいくらか引き受けてもらいたいとおもっているんだ。
何、価値は全額保証する。
子供じゃないんだ。君の一存でこれくらい買えるだろ??
なんか渋い顔してやがんな・・・。
・・・。
こういうのを払うのが嫌だってんだったら、でてってもらってもかまわねぇんだぜ?
なんだったら・・・手伝うぜ。
国としてもしっかり支援をして君が存分に働けるようにサポートしようじゃないか。
なんだったら強制労働というのもありだ。
俺達はカタギなんだ。そんなことまではしないさ。
なに我々は明確にルールをきめてやってるんだよ。
何も気まぐれじゃない。
君がその気になって一票を投じてくれれば国会の議員に君の票が生かせるというわけさ!
すばらしい仕組みだろ!?ははは!!
たった一万円だ。買うかい?
何金がない?
ハハハ!
困ったね。
元ネタの日記を書いたものです。 シンプルかつ本音ベースで非常にわかりやすいです。 ヤクザも国家も大して違ったもんじゃない、結局勝てば官軍だよなー、とは 常々思っておりまし...