2007-11-10

Re:なんでも悲観的に考える人と、なんでも努力すれば何とかなるという

http://d.hatena.ne.jp/fromdusktildawn/20070302/1172796912 についてのレス

この人のエントリーは本当に面白くて、時々無視できないものがあるが、本人が自覚しているように、ちょっと勘違いしていることも多い。個々の事象や対人関係について、系統立てて整理するのではなく、それぞれを独立してとらえ、じっくり考えて解釈するのが間違えないコツだと思う。それには、常に自分が間違っているのではないか、他人から見てバランスが取れているか、一生自答し続けることが必要。むやみな考察は、自分の安心を増やすだけで、例外に直面したときに対処できない頭でっかち人間を生む。

前置きが長くなった。このエントリーでは、過酷な現実に直面した人間は、以下の2つの心(楽観、悲観)に傾く(もしくはこのあいだを揺れ動く)、とある。まず私はこれに当てはまらないことが多々ある。例えば、「失敗するかもしれない。努力しても全て無駄になるかもしれない。人に笑われるかもしれない。でも成功させたいから全力でやってみる」である。ここには一つオリジナルにはない心理がある。「失敗をリスクととらえていない」という心理だ。失敗したら死ぬのではともかく、せいぜい自分の自尊心が傷つく程度ならなんて事ないのだ。むしろ、自分の能力現実の境界がいっそうクリアになり、ものすごいメリットなのではないか。

よく絶望している人を見かけるが、見る度に思う「絶望が足りないな」と。絶望は度を超すと希望にしかならない。

他にも「状況がどうなるか見極められないというのは苦しい状態だ」など、いろいろ間違っている。他にもいろいろあるが、書くのがめんどくさいのでこの辺で。

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