2007-05-23

テレビ新聞が終わらない理由

インターネットのせいで、テレビが終わるのか?

否。

混同しないで欲しいのは、

危機にさらされているのは各放送局、各番組の「コンテンツの価値」であって、

放送網や受像器としてのテレビではない。

今やワンセグケータイPCでも見られるようになったテレビ

このメディアとしての接点多さの優位性は今後も変わらない。

このままでいくと衰退していくのは、テレビではなく、放送局である。


インターネットのせいで、新聞が終わるのか?

否。

混同しないで欲しいのは、

危機にさらされているのは「紙」という形態であって、

新聞社の本質である編集能力ではない。

新聞社の長年の歴史と経験で培った取材能力、編集能力、構成能力は

他がすぐ真似出来るものではない。

このままでいくと衰退していくのは、製紙会社と販売店である。


今のテレビ局の価値は、その殆どが放送網を持っていることにある。

特に地方局はそうだ。

地方に住んでいると、下手に独自コンテンツを作らずに

キー局と同じ物をそのまま垂れ流してくれとため息をつくしかないような

番組が多い。

それでも放送網を持っているから地元広告が取れ、ビジネスは回っているのだろう。

視聴者としては、編集能力の劣っている地方局が頑張って「生き残り」をかけているよりも

早く多チャンネル化して、そこで働いていた人材がそういった多様なチャンネルに投入された方が

よっぽどいい。

早く、電波利権頼みのビジネスモデルからコンテンツへとシフトしていってほしい。



地方局に比べれば、地方新聞社編集能力は素晴らしい。

新聞社は無くなるべきではない。

しかし、彼らは同時に製紙会社と販売店を守ろうとしている。

そこに彼らのアイデンティティ存在しないのに。

しかし今は、写植屋が仕事を失った時以上のパラダイムシフトである。

製紙会社も販売店も、自己責任で別のビジネスモデルを探すだろう。

早く、ネットでより自分たちの能力を展開できるよう新しいビジネスモデルを構築して欲しい。


都合良く、本質でないものまで守ろうとすると、

アイデンティティ共々、共倒れになるよ。

  • パソコン起動してブラウザを開く時間よりも、テレビのスイッチ入れる方が早いし、テレビのスイッチ入れるよりも、新聞紙を開いて読む方が、時間的には早い。

  • >地方局に比べれば、地方新聞社の編集能力は素晴らしい。 こういうことは地方紙の紙面から共同と時事の配信記事を抜いたものを考えてから言うんだ。 そして、共同と時事があまりコ...

  • 新聞をテレビで放送すればいいんじゃね?

  • >各新聞社の長年の歴史と経験で培った取材能力、編集能力、構成能力は >他がすぐ真似出来るものではない。 いやw まねしたらだめでしょ。マスゴミなのにw

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん