http://anond.hatelabo.jp/20070322042930
一概には言えませんが、子供の学力は家庭環境によって左右されます。
学力の基礎となる力とは、教科書や本の内容を理解するのに必要な読解力、つまり日本語の能力だと思います。小学校へ上がるまでの間に、親子の会話などの中で基本となる言葉を身につけているかどうかが、子供の将来を決めてしまうのではないでしょうか。
教科書に書いてある言葉や教師の言うことを理解できない子供は、学力的に遅れていってしまいます。小学校の内容で理解が疎かになると、中学校の内容で更に遅れは大きいものとなるでしょう。高等教育へ進むほど、その格差は歴然となります。
親が勉強に価値を見出していない場合、おそらく子供も同様に勉強に興味を抱かないでしょう。勉強に興味を感じない子供は、進んで勉強するとも思えません。親が読書をしないならば、子供が本から知識や読解力を得ることも期待できません。
たいてい家庭の収入は親の学歴が高いほど多く、学歴が高い親ほど勉強や読書に感心が強いです。つまり、収入の高い家庭の子供ほど勉強や読書をするのです。
その結果、高収入家庭の子供は高学歴になる可能性が高く、低収入ほど学歴が低くなる傾向にあります。
もちろん、書いたのはそういう傾向があるというだけで、親の収入・学歴が子供の将来を決めるとは限りません。親が低学歴であっても、子供に本を読ませたり、様々な学問に興味を持たせることで子供の学歴を高めることは出来ると思います。
ただ、基礎学力を育てるのが家庭環境であるということが、あまり理解されていないのではないような気はしますが。
トラックバック先の方が言うように、教育環境をどうにかしたところで、簡単に学力の格差は縮まりません。彼は、俗な言い方で、勝ち組のパターンです。逆に、どれだけお金をかけて塾に行かせようが、“一流大学”と言われるところに入れるとは限りません。