はてなキーワード: 政策論争とは
いま、日本が警戒すべき「複合体」は、もちろん、米国のような軍産複合体などではない。既成その組織、既成の方針、過去の成功体験などを金科玉条とし、学歴に基づく自らの身分に誇りを共有する、官僚機構、日本銀行、経済界、学界、マスコミなど、あらゆるところにネットワークを張る複合体の人脈だ。
テレビ映像に出てくるような圧力団体や族議員は、その同盟者に過ぎない。「本尊」は目に見えない、匿名の存在である。まさにレーダーに捉えきれない「ステルス爆撃機」のような存在で、目には見えないが強大な力を持つ。
一時、勝ち組、負け組論が盛んだったが、彼らこそ「究極の勝ち組」である。なぜなら、大学卒業時点で「究極の勝ち組複合体」の一員としての身分を一度、確保すると、負け組になることはないからだ。「競争があるだろう」と思う人がいるかもしれないが、同期の競争といっても、本省か出先か、あるいは本社か関連会社か程度の差しかない競争であり、身分は保障されているのだ。
数年前、勝ち組といわれた人たちは、いま、どれだけ生き残っているか。市場原理に生きる人に永遠に勝ち組はいない。
というのも、彼らは「ステルス複合体」の外側にいるからだ。「ステルス複合体」の中にいる人のみが永遠の勝ち組で、彼らが身分を剥奪されるケースがあるとすれば、複合体を裏切ったときのみなので、身分を守るために「身内の論理」に絶対の忠誠を誓う。そこに隠蔽が偽装が発生する。「ステルス複合体」の中では政策論争が起きないのだ。
行った事もない地方の地図を片手に、政策チラシを各戸に撒くのです。
しかしこのチラシ、我が同志ながら全く内容が無いよう。
だなんて、どこの党だろうと言っている事は一緒だもの。
有名な誰それさんと握手をしている写真を押し出すレイアウトも一緒。
党として見込める獲得票数がだいたい決まっている地方選においては、敵は他党ではなく、同じ党の候補。
“時局講演会”の名を借りたポスターを張る場所は党内できっちり担当地区が決められているが、
候補という生物はいつでも不安なもの。
だが、そんな仁義を破るヤツは許さねぇ!
やられたら倍にしてやり返す。やり返さないとナメられて更に傷を深めるからだそうです。
・・・・・・えーと、同じ党の人なんだよね?
でもその報復の為に、地図を目の前にして「よし、コイツの本拠地を攻めて足元を崩す!
同じ被害にあった某市議(これも同じ党)と共同戦線を組んで、俺は西から攻めるぜ!」と
嬉々として、赤ペンで情報を刻んでいく姿は、どちらかというとボードゲームに熱中する少年のような。
それって何か違うんじゃ・・・とも思うけど、そもそも日本の選挙制度からして、マトモに政策論争が
出来るようになっていない。
この俺が手伝った候補にしろ、政治に対する熱い想いをさんざ聞かされてるからこそ応援に行ったわけだが、
その主張が選挙民に届くかは全く別の話だ。