はてなキーワード: 年金の記録漏れとは
現実問題として、この改革進めるなら、
(1)実務レベルでは、くだらない案件まで全て「上位の判断・判子」あるいは「政治家の判子」を求めにいくことになり、機能不全に。
(2)成果を判断するスパンは? 四半期ごとに数値評価でもする? 個々の案件ごとに成果判断のスパンを変えるのは普通のことだが、そのこと自体も含めて評価するとしたら、今後それを責任もって判断する人はだれ? たとえば「予算減らしました」→「昇進」→「その後、予算減らしたせいで不具合でました(3年後)」、とかになったら、「昇進させた人」にも連帯責任は問えるのかな?
(3)「国家公務員の賠償責任」はケッコウだけど、それなら、その対策として行われるであろう予算の根拠・執行の実態・政策などの評価にかかる莫大なコスト増をちゃんと見越してるんだろうか?
…など、『新たな財源の捻出』でなく『大幅な負担増or官僚機構の機能不全』を引き起こすだけと思う。そもそも
ここが間違い。記録保管の担当がだれなのか、あるいは処分がおこなわれたときの責任者がだれなのかは常に記録として残ってるわけだから担当者がだれか明確でない、なんてことはあり得ないよ。隠されてるだけだよ。
http://www.yomiuri.co.jp/election/shugiin2009/news1/20090808-OYT1T00013.htm
民主党は7日、衆院選で政権を獲得した場合、政治主導の政策決定を進め、官僚の責任を明確化するため、国家公務員の人事評価制度を大幅に見直す方針を固めた。
個々の政策を立案・遂行した官僚を記録する「政策背番号制」を導入し、政策の成否を昇進や降格に結びつける案を軸に検討する。
「政策背番号制」は、各省が実施する政策に、どの担当者が関与したかを記録する制度だ。
当面、課長以上を対象とする方向で、予算編成時に、政策ごとに関与した幹部に署名させるなどの方法で、個別の責任を明確にする。その後、政策が成果を上げたり、予算の節約につながったりすれば昇進させ、逆に失敗すれば降格させる考えだ。
中央省庁ではこれまで、省内の不祥事の責任をとって次官が辞任するようなケースはあったが、政策の成否の責任を個々の官僚が負う仕組みにはなっていない。組織全体で仕事をすることを前提に、幹部は2年程度でポストを移動するため、政策の成否が明確になるころには、関連部署にいないことも多い。
また、降格は現在の国家公務員法でも可能だが、評価基準が不明確なこともあり、実際の適用は少ない。
民主党は、年金の記録漏れ問題などでも、担当者の記録を残さなかったことが「無責任体質」を生んだと見ている。政策評価と人事評価を直結させることで、信賞必罰の適切な人事が可能になるとしており、新たな財源の捻出(ねんしゅつ)にもつなげたい考えだ。
同時に、国家公務員の弁償責任を定めた予算執行職員責任法の改正も視野に入れている。「故意または重大な過失によって国に損害を与えたとき」とする規定を「故意または過失」とし、弁償の範囲を広げることを検討する方針だ。