はてなキーワード: ちょい不良とは
ある休み時間。中学はいってちょい不良にめざめた感じの男子がいつも通り5,6人のグループで座って話している。座り方が、テーブルに足をのっけてみたりしてちょい不良。よりによって私の席のすぐ隣でそれをやってる。私は一人本を読んでた。
「つーかさ。あいつ、ウザくねぇ?w」
「え?あいつって?」
「あいつだよ。エヌ、オー、エイチ、エー、」といってアルファベットを空中に書いている
「あー。野原?」
「そーそー。あいつマジ調子こいてねえ?」
「わかる。こいてるよな。何なのあいつ?本当うぜーんだけど」
「あいつ髪金に染めてたじゃん?」
「あー」
「全っ然似合ってねぇのなwwwwwwwwwwwwww」
「wwwwwwwwwwwwwww」
ここで私は密かにびっくりしていた。
なぜならその「野原(仮名)」は、彼ら不良グループの中の、ボス的存在であって、この学年でも一番の不良だったからだ。そして彼らちょい不良たちは、その野原と一応友達、というかボスとその他に近いのかはわからないけど、とにかく一応は友達のように、いつも一緒に話していたり、バイク雑誌読んでたり、してたわけだ。同学年とはいえちょっと野原に対しその他が遠慮気味ではあったのだが。そんな彼らが、こんな事を言っている。心底びっくりした。
彼らはまだ続ける。
「てか野原さー、あいつ自分がイケメンとか思ってるっしょ?wwwww」
「思ってるw思ってるwwwwwww」
「でも……」
「全然不細工だしwwwwwwwwwwww」
「マジwwwウケルwwwwwwwwwwwwwww」
「あいつ何なんだよ?あんなんで何でいつも偉そうなわけ?」
「しめとくか?」
「しめちゃう?w」
と、そんな会話がずっと続いていた……
普通に仲間だと思ってたのに、陰でこんな事言ってるなんて……
男子怖えええーっ
と私が男子の怖さに震え上がっていると、突然野原がきた。
「てめえら!!」
「やべっ」
「てめえ、山口(仮名)から聞いたぞ。俺の髪にケチつけたらしいな」
「え?いやいや。そんな事してないってw勘違いだって野原w」
「ざけんな!!」
これなんて不良漫画?って感じで机がはじけ飛んだ。野原が悪口いってたやつの一人を机にたたきつけ、教室は騒然となった。私は何故か懸命に「あ、今、読書に集中するあまり何も気がついていませんから」というポーズを決め込み一人護身していた。ケンカになり、先生が来て、不良たちは先生につれられ職員室に引き摺られていった。
突然教室でケンカしだす不良怖っ!とも思ったが、それより個人的には「仲間だと思ってた人たちが影で集団で悪口(それもかなり過激)」という方が怖かった……あれはそれとも不良特有の現象なのだろうか??いっつも野原の前で笑ってる人たちが突然凶悪な顔つきになって「野原マジウゼエエエエエ」モードに入ってるのはなんか怖かったよ…不良同士のケンカなんて中学時代は結構あったからそっちはあんまりアレだったけど…
中学がやはり一番酷い。
高校までいくと、精神もある程度成熟し始めるから中学ほどあんまりバカなことはしない(底辺高はどうだか知らんが…トップ高はそうだった)。
小学生だと、精神も体も頭もまだまだガキんちょだから、先生がなんなく止められる。悪ガキも一発大人がしかってやればまあなんとかなる。
って感じだったな、俺の頃は。俺20だけど
高校は頭のレベルで分けられるからアレだけど中学はまだどのレベルの層もいるからなあ。
俺の高校の底辺なんかせいぜい授業中寝てるとか部活に気をとられすぎて成績悪いとか髪がいかにもギャル男とかそんな程度(そもそも髪は特に定められてないから規律に違反するわけでもなかった)。そういうちょい不良みたいな奴でも、テスト前になると勉強してたし、基本的に勉学への興味はある、って感じだったしな。
頭いい奴は、不良もなんとなく近づけない感じだった。
小学校の時は基本的に悪ガキがいた覚えが無い。
小学校の時の悪さっていうと……掃除中にこっそりもってきたアメを舐めるとかくらいで「すげええええワルだワル!!」って感じだったな…俺の頃は……