はてなキーワード: 心に棚を作れとは
俺が可愛い猫だったら、「おにいちゃーん、おいらのおなかをもにょもにょしておくれよ」と甘えたら愛されるだろう。
でも俺はただの人間なので、好きな相手に甘えても愛されるという実感は全くない。
それでも愛されたいとしたら、どうすればいいんでしょうね。
愛されるようなキャラを演じる? 好きでもない芸能人を好きだというふりをする? それはいずれ「結局本当の俺は愛されていない」という恨みを生むだけだと思う。
「本当の俺を愛されたい」というと「子供っぽい」と嘲笑する人がいるが、大事なことだと思うよ。だってそうしないと安心しないし、安定的に家庭を築けないと思う。
最初は演じたキャラづけで騙して、そのあと本当の自分をさらけ出して、逃げない相手だけ相手にするという方法もなきにしもあらずだが、そこまで心に棚を作れない。
別に何でもかんでもさらけ出したいとは思わないけど、何もかも隠したり、嘘をついたりするのは、とても心に棚を作る行為だ。ある程度は自分の思うように振る舞って嫌われないようでありたい。
奉仕活動? 俺が奉仕活動をすると、どんないい人もいずれ搾取的な態度を取るようになるので、いずれ奉仕している俺がウンザリして破綻してしまう。
またはこれは「お前のために何かやっているんだから愛してくれ」という取引で愛を得ようとする態度なので、「私はホステスじゃねえ」と一蹴されてしまう。
その意味で本物のホステスやホストは偉いのだが、ホステスやホストの愛は「私のために何かしてくれたら愛してあげる」という、心に棚を作って成り立っている愛なので、率直な愛のやり取りには向かない。