はてなキーワード: サッカー台とは
私もやっていた。
かなりきっちりした性格でしかも世間知らずなので、
自分や周りと違う『ふつう』でないお客さんには、ほんとうにイライラしていた。
こちらのテンポにあわせてくれてまるでベルトコンベヤーに乗ったかのようにスルーっと通過してくれる人。
でもそんな客ばかりじゃない。
そのすとれすのせいでにきび面になり、顎関節症になりました。
まわりにも『今日の変な客』を報告しまくりましたが、よけいすとれすをふやしただけでした。
たとえば、
毎回これいらないとナマモノをレジで返却する客。
備え付けのビニール袋があるのに、網に入った赤貝をそのままかごに入れて持ってくる客。
エコスタンプを押してもらうために、一時間に何度もレジを通る客。
長蛇の列で余分なスタッフもいないのに、袋に入れてくれという客。
そのほか、年寄りに5ミリはある鼻くそ(あるいはチン毛)を小銭とともに渡されたこともあるし、
こどもには横柄な口を利かれるし、
サッカー台に土足で立ち上がってもなにも言わない親もいたし。
だけど、やめてしばらくして、
完璧で『ふつう』のお客さんがわたしにはできるだろうかと考えました。
どんなときも、小銭を持ち、細かく端数をそろえられるのか。
うっかりいらないものをかごに入れ、レジでわれに返ったりしないのか。
財布を忘れたりしないのか。
うっかりビニールに入れずににおうナマモノを持ってきたりしないか。・・・・などです。
財布をわすれたことあるし、小額のものに一万円しかもってなくてそれ出したり、
おかねがたりなかったりいろいろやってもーたことを思い出してわれに返った。
しかも、みんなおんなじ要望を持っているなんてありえないから!
お客さんには、見りゃわかるだろ、も察しろよ、もたいがい通じません。
それはお客さんが自分はお客だからと思っているという面もあるけれども、
所詮知らない他人なんですよね。だから的確に察するなんて土台無理なはなし・・・。
だからさ、きけばいいよ、客が何をしてほしいか。
お客は、言えばいいよ、何がほしいか。
お客は、というか他人はたいがい変だよ。