Tags
A tag is simply a word you use to describe a bookmark. Unlike folders, you make up tags when you need them and you can use as many as you like. The result is a better way to organize your bookmarks and a great way to discover interesting things on the Web.
"organize your bookmarks"ということでデリシャスは、自分にとって使いやすいようにタグ付けする、というスタンスをとっているようだ。はてなブックマークにおけるタグも同様のスタンスであろう。
で、いま気づいたのだけれど、アノニマスダイアリのタイトルフォームに記入する“ [] ”は、タグじゃなくてはてなダイアリにおけるカテゴリーだよね。タグとカテゴリーは類似の概念だから混同してしまうけれど。それに、ページ右上のカテゴリーを押すと、タグクラウドが表示されるから、また混同してしまうわけだ。
で、何が問題かというと、はてブの場合は、自分専用のタグクラウドがページの端に表示されるのだけれど、アノニマスダイアリの場合、共用のタグクラウドしか用意されていないわけだ。だから、デリシャスが言うような、“organize your ***”というタグ利用の基本が、「匿名」という陰に隠れてどっかに飛んでしまってるわけ。本当は複数の筆者がいるのに。
フォークソノミーへの疑問を少々。
上記URLの記事における、
というタグ付けは、その記事の内容に「ひたい」や「かさぶた」やそれにまつわる「謎」があることを示している。
しかし、このようなタグの列挙はそもそもまとめてタイトルにするべきで、それを細切れにしてタグ化する必要性が感じられない(記事の内容に対してクレームをつけているわけではありません)。なぜなら、タグとはその記事全体がどのようなジャンルにカテゴライズされるかを示すものであり、今後これらのタグが有効に利用されるには、[ひたい]や[かさぶた]や[謎]というカテゴリーに属する記事が必要になる。[謎]といった抽象的なラベルは汎用性があろうが、「ひたい」や「かさぶた」といったあまりにも具体的すぎる分類はタグクラウドのノイズになる。
フォークソノミーの弊害は、類似した分類名や分類の役に立たない分類名が増えることで、「目的の情報にアクセスしやすくするために分類する」という本来の目的が妨害される点にある。
あまり細切れタグを増やされると、アノニマスダイアリの右上に表示されている「カテゴリー」と「キーワード」との区別がつかなくなる。