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2007-01-27

[]もしも僕らに子供がいれば

もしも僕らに子供がいれば

失意の底にある友人も

ただほがらかに励ますような

朗(あきら)君と名付けるだろう

もしも僕らに子供がいれば

希望を胸に歩みを続け

後ろに道ができてくように

望(のぞみ)ちゃんと呼んであげよう

もしも僕らに子供がいれば

日々の暮らしに折り合いながら

花を見つけて教えてくれる

教子(のりこ)ちゃんを可愛がるのに

もしも僕らに子供がいれば

人を信じて語らいながら

世界を深く学んでつなぐ

哲(さとし)君に手を振るのだ

みんなに幸多かれと

2007-01-04

[]僕らは勝手だったよ

さっき起きたらいきなり脳の中にこの詩が出来上がっていたので、思い切って公表することにします。照れますが。

僕らは勝手だったよ

雨だれを拭き取るワイパーの往復を

バスの座席から眺めながら

百年先にもやっぱり人類

際限なく雨を拭い続けるのかと思った

大気圏をH2Oが循環するように

僕らのやり取りも結局はぐるぐる回って

全部間違っているかそれともとりあえずは

まだ間違いを証明できないことを絶えず確かめ続けるか

なにもかも止まらないまま不均衡に安定して

言葉キャッチボール記憶だけ積み重なってく

このところ僕は人いきれブロゴスフィア

自分の衝動を書き留めることにおおわらわで

僕らの感情のすれ違いを

改めて見直す時間もないけど

とりあえずなんでも勝手に思いつめ情報化する

かつて僕らの感じたシンパシー

事後的に現実にするために

君が同意するかわからない解釈で

目に見える世界を記録しておく

つくづく勝手な気持ちだけれど

そっちはそっちでどうぞご存分に

2007年のこの東京

ディスコミュニケーションメタで解釈しようとできる

僕らは勝手だったよ

僕らは自由だったよ

 
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