さっき起きたらいきなり脳の中にこの詩が出来上がっていたので、思い切って公表することにします。照れますが。
僕らは勝手だったよ
雨だれを拭き取るワイパーの往復を
バスの座席から眺めながら
百年先にもやっぱり人類は
際限なく雨を拭い続けるのかと思った
大気圏をH2Oが循環するように
僕らのやり取りも結局はぐるぐる回って
全部間違っているかそれともとりあえずは
まだ間違いを証明できないことを絶えず確かめ続けるか
なにもかも止まらないまま不均衡に安定して
自分の衝動を書き留めることにおおわらわで
僕らの感情のすれ違いを
改めて見直す時間もないけど
かつて僕らの感じたシンパシーを
事後的に現実にするために
君が同意するかわからない解釈で
目に見える世界を記録しておく
つくづく勝手な気持ちだけれど
そっちはそっちでどうぞご存分に
ディスコミュニケーションをメタで解釈しようとできる
僕らは勝手だったよ
僕らは自由だったよ