■懐かしい話をさせてくれ

おにいさんがね、ずっと昔に田舎へ遊びに行った時そこに住んでいるいとことおにぎりを作ったことがあるんだよ。最後の日にね。でもさ、いとこも私もとにかく下手でさ、何回も親に怒られながらどうにか作ったんだよ。それでね、そのいとこが作ったおにぎりを帰りの車の中で食べたらさ、すっごいしょっぱくて「なんじゃこれ」って思いながらも、食べてる内に過ごした思い出とかが滲んできて、ちょっと泣いちゃった。そうなると、運転中の親が心配するんだけど「おにぎり、辛いの入ってたみたい」とか変な言い訳したり

おにぎり、また握ろうかな

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