■夕暮れのポリニャック伯夫人
少し混雑している夕方の公園で、杖をつき、付き添いの人に支えられながらヨロヨロ歩いているおじいさんがいた。周りの人たちはおじいさんの為に道を譲ったり、よろけたおじいさんに気遣う声を掛けたりしていた。みんな優しいなあと思いながら見ていると、正面からベビーカーを押す女性がやってきた。
ベビーカーを押す女性はおじいさんを視界に捉えるも一歩も譲らず、おじいさんが先に道を譲る――と、再びバランスを崩すおじいさん! 駆け寄る親切な人! 一顧だにせず去ってゆくベビーカー!
すげえ、ベルばらみてえ。
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