「君は、人を嫌いになることができるの?」
「え・・・と、分かりません」
僕は何を聞いているんだろう? 目の前にいる、この子に。否、このアンドロイドに。
でも、僕は少しの驚きとともに安堵した。安堵した自分に驚きもしたけれど。
「分からないってことは、嫌いになることもあるかもしれないってことだね」
「そうかもしれません」
「良かった、これで安心して君を好きになれる」
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