2010-12-13

http://anond.hatelabo.jp/20101212221628

講師をしていたとは到底思えない発言ですな。

「美しいプログラム」とは、処理に無駄も不足もないプログラムのことで、

見た目が(一般的な意味で)美しいことは必ずしも必要ではない。

極端な話、見た目だけばっちり整ってる「美しくないプログラム」もあれば

一般の人が見て「全然わかんない、なにこれ?」的な「美しいプログラム」もある。

一般人に」美しいプログラムかどうかを「見て」判断しろというのは、

すごく乱暴な論であって、ちゃんと経験を積んでるプログラマの発言とは到底思えない。

プログラムが動くことを教えて、動かないことを教えない理由は、

「正しい書き方でないから」動かないからだ。

動かない理由なんて、それこそ星の数よりもたくさんある。

それをいちいち教えるなんて、「1+1=2」を教える必要があるとき

「1+1≠3で1+1≠4で1+1≠5で…だから1+1=2」と教えるのと同じことだ。

そんなことやってたら100年経っても実践に移れないし、移ったところで

すでに言語陳腐化して使いものにならない。

もちろん、誤解しやすいところはいくつか取り上げるくらいはあるだろうけど、

動くコードを書くには、正しい書き方を教えるほうが断然効率がいい。

まあ、物理屋さんの「この公理・公式は美しいよね」的な発言を聞いて、

一般人が「なにそれキモイ」と思うのと同じことだよね。

記事への反応 -
  • 私はプログラマーだ。プログラマーにもプログラムをプロデュースする能力というものが必要である。ここで味わう事と絵や漫画や小説をプロデュースするのは実は全く同じ事である。 ...

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