2010-12-12

最近プログラマーをやっていて思った事

私はプログラマーだ。プログラマーにもプログラムプロデュースする能力というものが必要である。ここで味わう事と絵や漫画小説プロデュースするのは実は全く同じ事である

「美しいプログラム」「面白いプログラム」皆さん想像出来ますか?

ITで食ってる奴等の中でもこれを理解出来るのはそんなにいない。一般人なら「プログラムが美しいだの汚いだの、気が狂ってるとしか思えない」と言う事だろう。

「美しいプログラム」「面白いプログラム」ってのは変更にも強く、バグも少なく、スピードも速い。

しかし、周りの人からみればそんな事はどうでもいい事だったりするわけだ。美しかろうが汚かろうが【結果が同じ】だからだ。何が違うのかというと、アニメーターとか漫画家だったら分かるかも知れない。

「完全にフレーム外の作画」と言えばアニメーター漫画家にも分かってくれるはずだ。【PANしない限り】フレーム外に時間技術と手間を割いても結果が変わらない。しかフレーム外を描く事によってその先の作業が効率よく出来るかも知れないし、奥行きも出るかも知れない。

実は「美しいプログラム」や「面白いプログラム」をプロデュース出来る人ってのは、とんでもない量のInputを持っている。そしてそのほとんどが「完全にフレーム外」だったりする。

それに関しては、プログラマー養成に気に食わない点がある。情報系の専門学校講師した経験から言うのだけれど。学校プログラムが動く事を教えてはくれるが、「プログラムが動かない理由を教えてくれない」点だ。プログラムが動かない理由を知らないまプログラマーとして働くと、一人前の【糞】プログラマーが出来上がる。

その辺はともかく、プログラムプロデュースと、小説漫画プロデュースが同じと書いた理由は、とんでもない量のInputが必要である、という事。しかもそのほとんどが完成作品を読んだだけでは「完全にフレーム外」である事。

あ、誤解無きようお願いしますが、私の専門はX線物理学であって、プログラムは専門外ですんで。前述の事はソフトウェア工学的には間違ってるかも知れません。情報系のエライ人にでも「美しいプログラム」と「汚いプログラム」を見せてもらうといいと思います。見たほとんどの人が「分からない」と答えると思うよ。

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