■公共的論理とは

東浩紀がTwitterでつぶやく「公共的論理」とはなんなのだろう。

以下思考実験

景観のいい自然風景のど真ん中に高層マンション建築の計画が上がっている。

• ここで、「景観のいい自然風景」とは、これまで新聞、テレビなどに何度も取り上げられ、国としても風光明媚なものとして選定を受けたことのある場所の風景とする。

• ここで、高層マンションは高さにして20階だて、80ｍとする。これは建築基準法第20条の「高さが60mを超える建築物」に該当するが、環境アセスメント条例が適用される「高さ100m以上」には該当しない。いずれにせよ、その立地においてマンション建築の障害となる法律はないということ。また、事前調査で集客の目処はたっている。

この事例において、公共的論理、とはいかなものを指すのだろうか。

想定される論理

• マンション建築は景観を損なうものであり、またそれによって集客が悪くなることを憂慮し、建築は中止されるべきである。

• マンション建築はそれに際する法律をすべてクリアーしたものであり、住居定着も見込めている。集客が悪くなるというのはデータを示すことのできないものであり、中止するにあたっての根拠とはなりえない。よって、マンション建築は中止されるべきではない。

さて、上に挙げたものは「公共的論理」と呼べるだろうか？

上に挙げたものでないならば、今回の事例でどのような論理が「公共的」なものとされるべきか。

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