2010-11-19

小説なんかを書くために

まあ小説に限らず、創作全般に言えることだと思うけれど、よくたくさんの作品に触れて親しめって言われる。

たくさんの種類の描き方、構成を捉えて、自らの糧にしろとか何とか。

個人的に、あれってすごくスパルタな教え方であるように思う。

だって、たくさんの創作物に触れてしまうと、いざ自分が作り出すときにその亡霊がちらつくんだもの。

加えて今は何かとオリジナリティを求められている時代ときている。

既存作品と似ているところがあれば、それはすぐにマイナス点になってしまう。

だから少しでも亡霊を追い払おうとアイデアを考えるのだけれど、たくさん創作物に触れていればいるほど困難になっていく。

そもそも、オリジナリティってなんだって話で、創作者と消費者との間で捉え方に乖離があるようにも思える。

何度も言われていることだけれど、もう創作物の構造っていうものは出尽くしてしまっているんじゃないだろうか。

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