2010年10月10日の日記

2010-10-10

http://anond.hatelabo.jp/20101009222946

元増田です。

根岸氏は「だから日本受験(a)戦争オッケー」

元増田は「だから日本受験(b)システムの勝者は優秀イエー」

でオレは「ちょとマテ。受験(a)と受験(b)は違くね?」

受験(a)=基本型、受験(b)=受験ハック型、とでも言おうか)

そう要約されてしまうと少し誤解があるかも。俺はどちらかというと「受験システムをくぐれるぐらいの能力がなければ(研究者として)見込みがない」「ある程度のレベルで基礎をまとめる機会として受験はちょうどよい」というのが主張なわけ。基礎トレとして受験勉強程度のことは「必要だ」、というのが一番わかりやすいと思うけれど、決してそれで「十分だ=優秀だ」とは言っていないんだよ。

でも今の日本受験システムの勝者には「ハック型人間受験ハックの購入ができなければ勝てなかった人間)」が多々混じっているのも事実だと思うんだ。

個人的には「学力低下」議論は信じないことにしてる(「下の世代は学力が低い」と言われなかった時代というのを聞いたことがない)んだが、そういうことはあるのかもしれない。あるいは、少子化の結果「基本型」の人間だけでは定員が埋まらなくなって「ハック型人間」が潜り込む余地ができているのかもしれない。

ただそうだとしても、基礎型の人間がハック型の人間に押しやられてしまうということは多分ないと思うし(幸い、日本大学教官は層が厚いので、トップ大に入れなくても復活の機会はたくさんある)、基礎を理解できないならハックぐらいはできるようになって欲しいなあと思うところもあるので、それがそれほど深刻な問題なのかどうかはよく分からない。俺自身がお仕着せの「ハック型」のメニューをこなせる気がしないから言うわけではないが、ハック型の人間はそれはそれで社会の中に居場所を見つけることができるんじゃないかとも思ってる。特に司法試験とかMBAとかに通ったりするためにはそういう能力が必要な気がする。ハックしかできなければ研究者になるのは無理だろうけど。

オマケに、受験産業がますます受験ハック型になっていっている結果、ますます自分でモノを考えない受験ハッカーが増えているように感じる。そして、そのことに結構な人間が危機感を抱いてる。少なくとも、オレが少し前まで関わってた「現代の大学受験最前線」あたりでは。

もしそれが、仕向け方によっては基本型になったかもしれないような受験生ハッカーになってしまうということだとすれば、それは確かにもったいないことだとは思うけれど。あーでも確かに、俺の知ってる範囲で言うと、中高一貫校で塾や予備校に高2以前から通い出すような奴はその手の連中かもしれないなあ。そういう奴はたいてい、塾や予備校で遊びを覚えて浪人するか、あるいは旧帝大医学部みたいに過当競争になってるところを受けたりするかそのどっちかだったから、まあ結局落ち着くところに落ち着いてるんじゃないのと思ってたけど。

まあ、そんなこといちいち配慮したらごくごく「無難」な文章になっちゃって、こんだけブクマがつく(愛される)記事にはならなかったかも、と考えると、非常に複雑なんだがw

いや実際、俺は増田に記事を書くときは八つ当たりを兼ねて釣りまくることにしてるんだけどね。それこそライフハッカーみたいに世の中の流行マンセー人種が俺は大嫌いだし、増田に書いて憂さ晴らししたくなるときってのはそういう奴が頭に来たときなので、ここぞとばかりに挑発的なことを書きまくるんだよ。そうすると、はてな民は「これはひどいタグを付けられる記事を探しまくってるから、結構な確率ホッテントリに入ってくれるもんだよw

http://anond.hatelabo.jp/20101009233639

研究室も自由かな~。研究課題については建前上「自由」な意見を求められはするけど、選択肢はどうせ限られてるし。教授の信念とか人生観とか押しつけられまくるよね。ま、人によるんだろうけど。

http://anond.hatelabo.jp/20101008123335

詰め込み教育の弊害というものが、

この文章にこそ顕れている気がしてならない。

なんという皮肉

http://anond.hatelabo.jp/20101009233639

分数の割り算で分母と分子をひっくり返す説明が出来る人というのは、実は数学をわかってないことが多い。

あれ、実は意味なんてないんだよ。

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