2010-09-09

http://anond.hatelabo.jp/20100909015225

どうやったらお前みたいな文章が書けるのか、どうやったらお前みたいな思考になるのか、

あんまり驚いたんで長文。

自分の読解力の無さを棚上げして「まったくもって意味不明」とか恥ずかしいなお前。

お前の方が意味不明だよ。義務教育からやりなおせ。

空気読めとかいう問題じゃない。思い込みを捨ててまず元の文章を正しく読め。

元増田のどこに、「酒井の論を論拠に」なんて書いてある?

酒井順子本を論拠に」ってあるだろ。

酒井順子本」の中には、

そしてアメリカ医師は、「激痛分娩は妊婦に多大な精神ダメージを与えるので、可能であれば無痛分娩をすることを医学的に勧めている」

って書いてあるわけだ。

元増田はその記述をもとに、「日本でも、無痛分娩の方が奨励されるべきでは?」って思って書いてるわけ。それくらい読みとれ。

だから最後に、「無痛分娩の方が科学的に有リスクなら、教えてくれ」って書いてる。

何故だか分かるか?

元増田は、

「もし、無痛分娩は科学的にリスクが高いならば、科学的にリスクの低い激痛分娩の方を奨励すべきだ(たとえ妊婦精神ダメージはあっても)。」

と考えているわけだろ。

元増田にとって、科学的にリスクの低い手段を選ぶ方が当然のことなわけ。

かつ、元増田は、「これは誰にとっても当然だろう」と思ったんだろ。だから、わざわざ書かないわけ。

で、ふつう元増田の文章だけで、何が当然のこととされているかとか、読み取れるわけ。

お前は、読み取れてないわけ。それを棚に上げて、「意味不明」って言ってるわけ。恥ずかしいだろ?


お前は元増田を正確に読めてない上に、さらに、お前の文章は意味不明だ。一番不明なのがここ。

無痛分娩で科学リスクがいくら上がっても、精神論否定が結果的に無痛分娩数増加に繋がり、精神論の温存が(無痛分娩数)減少に繋がりさえすれば酒井論は肯定される。

これ、不足を補い整理すると、

--

たとえ無痛分娩で科学リスクが上がっても、精神論が否定されるならば無痛分娩数は増加し、かつ、

たとえ無痛分娩で科学リスクが上がっても、精神論が温存されるならば無痛分娩数は減少するならば、酒井論は肯定される。

--

になる。

で、まず前提として。

日本では激痛分娩を経てこそ母親になれるという訳わからない精神論があると、酒井は言っている。

が、日本に、そうした精神論があるのかどうかまず証明は難しいだろ。どんだけアンケート取るのか。

かつ、精神論があったとして、精神論があることが原因で日本では激痛分娩がなされているのかどうかの証明は難しいだろ。これは酒井の思い込みレベルの話なんだよ。

だから、精神論があることを前提に、「精神論否定」とか「精神論温存」ってお前は言ってるけど、まずそれが成り立たない。

たとえ精神論があると証明され、精神論によって激痛分娩がなされているとされ、

その上で、激痛分娩を経てこそ母親になれるという精神論が否定されれば、確かに無痛分娩数は増加するだろう。

だけど、そもそも、現状で精神論があるとして、その精神論を否定していく根拠、理由になるものって何だよ。

日本人が、人間が今まさにもってるとする精神論が、いつのまにか勝手に否定されたりするわけないだろ。

もし精神論が否定されていくなら、そこには必ず、それなりの根拠なり理由なり必要だろ。

日本人が、今、激痛分娩を経てこそ母親になれると考えているんだよね?

それを日本人がこれから、「いやそんなことない」って否定するんだよね?

どうしたら、「激痛分娩を経てこそ母親になれるとか、そんなことはない」って否定しはじめるのか?

いや、とにかく何かの理由で「そんなの迷信だ、思い込みだ」っていきなり否定しはじめるんだとして、

その可能性てどんだけなんだよ。

何の理由もなく、いきなり否定されはじめることなんて、ないだろ。アホか。

現実的にありえない仮定をもとにしてるから、この仮定は全く意味が無い。

後半も意味が通らない。

激痛分娩を経てこそ母親になれるという精神論が温存されそのままなら、無痛分娩数の減少には繋がらないだろ。

現状の日本のままだ。だから「そのまま」だろ。バカか。

ここまでをまとめると、精神論はなんかしらんけど勝手に否定されたりしないし、だから無痛分娩数の増加に繋がるわけはないし、

精神論が温存されたとしても、無痛分娩数は減少に繋がらず「そのまま」なわけ。

まず、こうした意味の無い仮定に基づいている以上、

"日本では「激痛分娩を経てこそ、母親になれる」という訳わからない精神論が横行し、先進国唯一の激痛分娩国になっている"

という酒井の論はどうやっても肯定されないわけ。

さらに、「無痛分娩で科学リスクがいくら上がっても、」の部分と絡めるとさらに意味不明

まず「リスクが上がっても」っていうのが意味が通らない。

現状で、無痛分娩がなされているわけで、そのリスクがこれから上がったりすることはない。

ここだけでもうおかしいんだが、とりあえずリスクが高い、と読み替えることにする。

すると「無痛分娩の科学リスクが高くても、精神論が否定されるなら、無痛分娩数増加に繋がる」になるんだが。

「激痛分娩を経てこそ母親になれるという精神論」が否定されるということは、

「激痛分娩することにより母親になれるとかなれないとか関係ない、激痛でも無痛でも、同じ」だ。

激痛分娩の否定じゃないんだぞ。

激痛分娩によって母親になれるという精神論の否定だ。

それを否定しても、「無痛分娩によって母親になれる」にはならないぞ。

激痛でも無痛でも「同じ」になるだけだ。

で、母親になれるとかなれないとかは関係なく同じならば、

単純に「子を産む」に際して、なんでわざわざリスクが高いほうが選ばれるのか意味が不明。

論理的に破綻してる。

母親になれるとかなれないとか関係なく同じならば、

自分子どもの安全ために、痛いけど我慢してリスクの低い激痛分娩を選びましょう、ってなるだろ。

まあ、リスク高いけど痛いのはイヤだわという理由で、無痛分娩を選ぶ人もいるにせよ。

それにしても、一方的に、リスクの高い無痛分娩の方が増加するとは言えない。

さて、後半、「無痛分娩の科学リスクが高くても、精神論の温存が無痛分娩数の減少に繋がる」。

精神論がそのままなら無痛分娩の数はそのままなのは先に書いた。

で、無痛分娩のリスクが高く、精神論がそのままならば、やっぱり「そのまま」だ。

いま、激痛分娩がなされてるんだからな。

以上まとめると、そもそも仮定の条件がおかしいことに目をつぶっても、

どうやってもお前の立てた仮定では、酒井の論は肯定されないんだよ。

おまえの書いてる麻酔科医のクダリも、それでググっただけで産科における麻酔科医の数が不足しているのかどうかは判明しないし、精神論があろうとなかろうと~って、精神論があって麻酔科医の数の少なければ現実を越えるまでも無くやっぱり精神論で激痛分娩の数は多いだろうから「あろうと」は余計だとか、いろいろメチャクチャなんだが、疲れたからコレくらいにしとく。

ちなみに、これから無痛分娩が広まったとき、初めて、

「激痛分娩を経てこそ母親になれるとか、それはない、関係ない」って否定されだすんだぞ。

無痛分娩したけど、ちゃんと(良い)母親ですよっていうのが自分の評価でも他人から見ても広まれば、

分娩における痛みの強さは、母親になる条件ではないなーっていう認識が広まるだろ。

まあ、麻酔科医の不足が原因かもしれないけどな。それはまた別の話だ。

記事への反応 -
  • 「負け犬の遠吠え」の酒井順子が書いた「少子」を読んだ。 その中で、 「専門家が無視している少子化要因で、ズバリ『痛いから』、  これが少子化の最大要因じゃないか」と看破し...

    • 当方、酒井順子本を論拠に論を組み立てているので、無痛分娩の方が科学的に有リスク、となると、 論拠が一気に崩れるので。 まったくもって意味不明。 酒井の論が"日本では「激痛...

      • どうやったらお前みたいな文章が書けるのか、どうやったらお前みたいな思考になるのか、 あんまり驚いたんで長文。 自分の読解力の無さを棚上げして「まったくもって意味不明」と...

        • やれやれ。部分的には首肯してかまわないとこもあるが、こんだけ長く書いてひとを「読解力がない」といってる割にはねえ。 元増田のどこに、「酒井の論を論拠に」なんて書いてあ...

          • トピ主です。 http://anond.hatelabo.jp/20100913131932 麻酔医が不足しているのは問題だと思っていますよ。 その前の段階として産科医が不足していることが大問題な訳ですが。 実際問題、日本...

            • その増田の記述だけを重視して http://anond.hatelabo.jp/20100909210333が紹介しているサイトの http://www.gpcreators.com/138_1.html は無視すると。 最初から「無痛分娩の方がリスクが少ない」と言う結...

    • 「専門家が無視している少子化要因で、ズバリ『痛いから』、 これが少子化の最大要因じゃないか」と看破していた。 この「少子化の原因は痛いこと」の根拠は書かれていた? 例え...

      • 専門家が無視してるんだからないと思う。 先進国っていっても、すごく先進国からかろうじて先進国までいろいろあるから。 先進国の仲間入りしようとしてる中国とかインドとか、無痛...

      • 今更だけど、横レスすると「酒井順子さんが思っただけ」。 つーかあの本(以前読んだだけで今手元にないんで具体的に内容書けとか言われると困るが) 基本的に「酒井順子さんが思っ...

    • あのさ、「無痛分娩」て言ってるけど、あれ無痛なわけじゃないからね。 でも激痛分娩推奨みたいな文化はノーサンキューだよね。

      • 昔の話だけど、青汁を飲みやすく美味しくしたらぜんぜん売れなくなって、苦くて青臭くてのみにくい元の味に戻したとかいう話を聞いたことがある。 一方、アメリカではビタミン剤が...

    • 昔は無痛分娩が多かったならその理屈成り立つけど実際は沿うじゃないのでは?アメリカだって移民とか貧乏人のほうが出生率高かったはず。

    • 日本でいわゆる無痛分娩がマイナーな第一の理由は、 常駐麻酔医の不足なんだろうね。 その状況のうえに、 無痛分娩を希望する少数の妊婦に対して精神論を説く変な人がいる、という...

    • ウミガメが泣きながら卵を産む姿に感動するように 女性も苦しみを乗り越えて出産し感動したいのでしょうか? 日本の女性はドMなのでしょうか? 苦しみを乗り越えた先にあるのが少子...

    • 「マクロを組むのはズルをしているのと同じ」http://b.hatena.ne.jp/articles/200911/553 この話を思い出した。 マクロ化に異論は無いし、馬鹿なことを言う人もいるもんだなと思うけど、無痛分...

    • http://anond.hatelabo.jp/20100908214709 こっちはイギリス住まいなのでちょっと事情は違うかもしれないが、無痛分娩が当たり前などと言うことはない。アメリカ人の友人と話していても、出産の...

      • ただまあ、ホメオパシーはイギリスでも結構馬鹿にされてる一面がある。 インテリもどきが、治療費を払えない貧乏人からなけなしの小銭を巻き上げるためのビジネスみたいに思われて...

        • つまり、イギリスではレメディは安いってことか 日本では安くないから保険適用でホメオパシー使わせたら支出ばかり増えてメリットがない

          • BBC(イギリスの公共放送局)で放送されたコメディ。 http://transact.seesaa.net/article/156496587.html こんな風にネタにされてる。

    • http://anond.hatelabo.jp/20100908214709 トピ主ですが、何か誤解されているようなので。 1. 「ホメオパシー批判者で、かつ無痛分娩容認派」というのは 論理に一貫性があります。 恐らく、「...

      • キャラを変えないと意味無いでしょwww

      • 具体的な行為があったわけでもないのに強要とか言うのは主語を大きくしすぎだろう。片っ端から敵認定してると逆効果では?それにマスコミでホメオパシー批判があったからと言って...

    • どーでもいいが「看破」じゃなく「喝破」じゃない?

    • しかし、日本では「激痛分娩を経てこそ、母親になれる」という訳わからない精神論が横行し、 先進国唯一の激痛分娩国になっている、と書かれている。 そもそも、無痛分娩の対義...

      • http://anond.hatelabo.jp/20100909210333 トピ主です。 http://blog.livedoor.jp/sunclinic/archives/340480.html >吉村正先生にお話しをうかがい、今、多くなっている『無痛分娩』についてお尋ねすると、 >「...

        • いつもの事だけど、反論出来る意見にしか反論しないのなお前。 >無痛分娩の対義語は、自然分娩なんだけどな 自然分娩(経膣分娩)の対義語は無痛分娩じゃなく帝王切開等でしょ...

        • 上記のインタビューからは、 造語主の吉村センセは「激痛だから価値がある」という倒錯した価値観をお持ちのようで。 とは読み取る事が出来ませんでしたし、 うち(吉村医院)は...

      • http://anond.hatelabo.jp/20100909210333 だけど、 麻酔しようとしなかろうと別に患者死にゃしない無痛分娩 ここだけ、突っ込みいれておく。 自然分娩だろうが、無痛分娩だろうが、亡くなら...

        • あーごめん。 「麻酔しなければ手術出来ない、そして手術しなければ近いうちに確実に死ぬ」病気の患者と比べたら 一般妊婦は「麻酔しようとしなかろうと(殆どのケースで)死にゃし...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん