この間友達と日帰り旅行に行ってきた。
といっても、相手がちょっと遠くから来ていたたので、前日に来てうちに泊まったりするなどして、日帰り旅行に行った割には一緒にいる時間が長かったわけだ。
自分がちょっとした地方に住んでいるので、相手とは普段は会う頻度よりメールやら電話が多い。
なので、これだけの時間を連続して共有して、話したりなにかしたり、というのは今回がはじめてだったかもしれない。
今までは、どちらかが用事で近くまで行った際にちょっとご飯行くとかそんなレヴェルのつきあい。
長々と時間を共にして思ったのは、なにかがおかしい、ということ。いつもと、なんかちがう。こんなに子供っぽかっただろうか、と。
行きたくて行ってるはずなのに、ことあるごとに文句、というか、入るお店を選んだりするのにも「微妙。」と言ってやめてしまったり、自分の意見を是が非でも通そうとしたり、正直戸惑う部分が多かった。
自分が興味があること以外はどうでもいい、それこそ、一緒にいる人間のことすらもどうでもいいかのような。
会話の中でも、興味がある話だけはひたすら聞いてくるけど、それ以外はもはや記憶すらしていないから、大事なこと(時間や場所の約束ごと)まで何度も説明しなければならなかったし、会話は永遠にループするかのごとく、同じ話を何度も聞かされた。
だいぶ移動してぐったりしているのを気にも留めず、「夜の街へ出かけるから用意して」と言われた時にはさすがにショックだった。
年齢は一緒だけれども、自分は社会人で、相手はまだ学生ということもあるかもしれない。
社会人だからえらいわけでもないと思うし、学生だからえらくないとも、思っていないけれど、今回はさすがにそれを思ってしまった。
心理学を専攻していて、研究分野の対象の要素がフラグ的にこちらにあったから友達のようなフリをしていただけなのかな。
前はこんなんじゃなかったのに、と思うのと同時に、今までは短時間だったから気づかなかっただけなのか、それとも短時間の嘘をついていたのか、と、疑ってしまう。
もう仲良くなんてできないかなー、とか。
どんな優しげな言葉も態度も、なんだか全て嘘のように思ってしまうだろうな。