自意識が芽生えてしまった人間は、それまでの素朴な世界にいられなくなる。これは大いに問題だ。
たとえば自意識過剰。これは自意識が芽生えていない人間には起こらない。自意識が過剰になってしまうのは、自分のことを過剰に考え始めたからだ。
物語を物語として愉しむためには自意識は邪魔になってくる。現代人のような自意識が芽生えた人間は、どうしても物語をフィクションとして「客観視」してしまう。
物語は自分が入り込み感情移入することで物語としての魅力が十分に引き出せる。なのに自意識過剰な人間にとっては、物語は単なるフィクションの「お話」であり、突っ込みを入れたり「あの物語のパクりだ」とかあざ笑ったりする対象になってしまう。
自分はそれでいいと思っていたが、どうも最近はそのようなことに疲れ切ってしまった。
何らかの方法によって自意識から「一時的に」解放される方法はないのだろうか。
自意識から解放されれば、もっと物語を楽しめるようになるはずだ。少なくとも今のままでは、純粋に楽しんでいるとは言い難い。
2ちゃんねらーのような自意識過剰者が集まるコミュニティにいても満たされない。
彼らのように物語へ突っ込みをいれることに何の幸せも感じられない。他人をバカにして気分が良くなるはずはなかった。
もう一度あの純粋な世界に戻りたい。メタ視などせず、純粋に物語を、物語に漂う空気を感じられる世界を(こういう描写を冷静にしている自分がまたキモチワルイんだよな)
やはり薬か?
ある種の音は原始的な脳に働きかける効果があるとも聞いたことがある。ヘミシンクのようなものがいいのだろうか。
おそらく都会の人間達がリセットと呼ぶ行為が自意識から解放されるための方法なのだろう。でももっと深く、一定時間の間は完全に大脳皮質から解放されるような強力な方法はないものか・・・
別に何か通過儀礼を経ずとも自意識は放っておけばすりへって消えるさ。
差し出がましいですが… 自然の流れに身を委ねるのはどうでしょうか。
ヒーリング音楽ってだいたい自然音が混ざってるからね。 都会から離れて自然の中にいると純粋な気持ちに戻れるかもしれない
うん。おすすめです。
自意識を完全に消した人の手記を読んだことがある。 はじめは何が起きたか解らず、ただただ眠かったそうだ。 スーパーで買い物していても、かごにもたれてそのまま寝てしまっていた...
物語に夢中になって、没頭出来ればよいということかな。 私は物語に触れている間は、その世界に没入してしまって電車を乗り過ごしたりすることもある。そういうときには、メタ的批...