上映時間まで時間があったので、飯代わりにお好み焼きを食べることにした。
二人とも既に中年の域に入り、結婚どころか恋人すらいない状況の痛さってのはこの際置いておいて。
そういう時の雑談なんだから、何話しても良いといえば良いと思うんだけど。
どうにも友人の話が一方的なのだ。
友人の話題は、ネットゲームのことばかりなのだ。
いや、私もネットゲームをやっている。やってるけれども、私がやってるゲームと友人がやってるのとはまったく別。
知らないゲームの話を、延々と聞かされるのだ。
そりゃ頑張って考えりゃ意味分かるけどさ、こちとらたまの休みに雑談ごときで頑張りたくないんだよ。
頑張って考えた結果が、「その程度の単語、略する意味ってあんの?普通に言えばいいじゃん!」って程度の内容だとちょっぴりイラつく。
その「ちょっぴり」も、度重なると段々我慢するのがしんどくなる。
何でオレは貴重な時間を使って、こんな阿呆なことをしてなきゃいけないんだろう。
別に俺の話を聞いてくれるわけじゃないし。
百歩譲って友人が魅力的な女性なら、いくらでも聞けるし、聞かせていただくのだが。
たまに他の話題が出たと思ったら、職場にいる阿呆な若者のことや、とっくの昔に辞めた職場への文句しかないんだもの。
部下でもなんでもない若者や、辞めた上に既に倒産してる会社のことなんて、どうにも出来るわけないじゃないか。
そんなもの、さっさと切り捨てて自分の行きたいところに行って、やりたいことやりゃいいのに。
たまに「こうすりゃいいんじゃないの?」って言ってみても、何だかんだと理由(笑)をつけてくるところをみると、相談してるんじゃなくて聞いて欲しいだけなんだろうけどさ。
友達なら、黙って聞いてあげるのも友情なのかもしれないけどさ。
こっちにメリットが無さすぎ、てか友人間でメリットとか言っちゃいけないのか。
恋愛に終わりがあるように、友情にも終わる時期ってのがあるのかな、と思った。
中学以来の付き合いの友人と、映画を見に行った。 上映時間まで時間があったので、飯代わりにお好み焼きを食べることにした。 二人とも既に中年の域に入り、結婚どころか恋人すらい...