2010-08-05

どんな生物もオトコはオンナに同化する

競争に勝ち残った精子卵子と結合する権利を持つのと同様に、競争に勝ち残ったオスがメスと結合する権利を有するのである。

人間における競争は、もちろんどれだけ稼いでいるか、どれだけ影響力があるか、どれだけてっぺんに登ったかということに注目がいくし、それは身長であったり、学歴だったり、専門的な(卑俗でない)知識の量だったりする。

その競争に勝ち抜いたエリートDNA生物的に、というわけではない)のオスが、メスに金銭を提供するのだ。カマキリが体を提供するように、一部の深海魚精子を送り込む機関に自らなり下がるように。

オスはメスに食われることに快楽を見出す。あるオスは金銭を提供する代わりにメスの肉体を積極的に求めるが、またあるオスは金銭の提供をして、かつ女性に責められることに魅力を見出す。どちらにせよ、オスはメスに食われているのだ。

性欲で虜にされたオスは何の疑いもなくメスに経済資源提供し、メスはそれを蓄える。これは自然摂理で、真理である。

では、最近のオスはなぜメスを求めないか(二次元三次元の話ではない)

まず、今のオスは、メスに提供するだけの稼ぎがない。だから基本的にメスもオスには見向きもしない。より稼いでいる「オジサマ」に魅力を見出す。当然ながら今のメスは自分で蓄えることができるので、それ未満の稼ぎであるオスは競争敗北の劣等DNAであること(生物的に、というわけではない)は疑いもない。そして現代ではそういうオスばかりなのだ。

つまり、今の日本のオスは弱い。果てしなく弱い。これなら他国のオスと異国間交雑したほうがまだ幸せになれるだろう。

ではなぜオスが弱くなったか。これはひとえに競争力がはぐくまれなかった、現代教育の弊害としか言いようがない。

たかが一個の精子人生を重視するあまり、競争力が衰え、多くの弊害が生まれているのである。

考えてみてほしい。精子卵子に向かって競争を勝ち上がっていくのに、わざわざ負けるようなスピードで走ったり、挙句膣の外にでようと動いているなど、欠陥もはなはだしいだろう。これが現代のオスである。

企業もそれを認めるような体制に変わりつつあり、非常に憂慮すべき時代となった。

では、競争力を上げるためにはどうすればいいだろうか。

ミクロでは、個別の目標クリアする、マクロではメスと結合するという目標クリアするために力を蓄えさせねばならない。

ミクロとしては全国民にお受験の義務付けと学歴による徹底した序列化が望まれる。その個別の目標を達成していくことで優性DNAを選別していき、それを上から順にメスとあてがわすのである。当然ながら、競争敗北者は、競争に勝ちあがったもののために一生を尽くすのである。社会全体のため、ではない。一部の勝ち上がったもののために、だ。

すべてを自然淘汰の白日下に晒すことで、オスは強くなり、メスの望むオスも生まれるだろう。

それを怠るならば、ともども滅びても文句は言えまい。

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